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2020-07-30

「誰でも、いつでも、何度でも」PCR検査だって!?世田谷区長が喧伝する施策は真っ当か。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

世田谷区の新型コロナ対策。

一昨日、世田谷区長がBS-TBSの番組「報道1930」に出て、世田谷区ではPCR検査を「誰でも、いつでも、何度でも」受けられるようにしていくんだと言う趣旨で語っていました。

こちら(番組のサイト)から番組の一部を動画でご覧いただけます。

番組では、世田谷区のPCR検査について「誰でも、いつでも、何度でも」と言うフレーズで紹介しています。区長も「ニューヨークでは美容師も定期的に検査を受けている」と例を挙げ、世田谷区もやるんだとの趣旨で説明をしています。

桃野は正直、これには驚きました。(とともにまた変なことを言い出したかという感想)

こんな衝撃的な内容ですから、その後もいくつかの番組から区長に声がかかり、区長ご本人も高揚されている様子。

先ず、気になるのは「誰でも、いつでも、何度でも」は行政としての世田谷区の方針と合致しているのか(区長が勝手に言っているだけ?)と言うこと。本日の企画総務委員会で桃野が宮崎健二副区長に確認したところ、宮崎副区長からは以下内容の答弁がありました。

・方針というよりも、区長から「そういうことをしていくべきではないか」と検討の指示を受けている。

・「誰でも」ということではない。

別のインターネットサイトで報道されている区長のコメントでは「費用も区で持つ」と言っていますが(参考)今、世田谷区など東京の保健所や医療機関で「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査をしますよ」と受け入れられる余裕はあるの。しかもそれを全額区民の納めた税金で賄うという余裕があるのでしょうか。

コロナ対策にはお金がいくらあっても足りない状況。ならばその費用対効果をしっかり考えてお金を投入すべき。こんなことは赤子でもわかる話です。”目立とう精神”で「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」などと具体的な策も財源もなくぶちあげられては、実務者たる世田谷区の職員も戸惑うばかりでしょう。

「症状もない、周りに罹患者もいない、でも検査を受けたい」こうした方をどんどん受け入れて、検査費用は税金で払う。こんなことが妥当なんでしょうか。上記番組で利用されていたフリップでは対象として「飲食店、学校、理容室、劇団、介護施設、スポーツジムなど」との記載もありましたが、これだけで世田谷区内に一体どれだけの対象者がいるのか。そして「ではスーパーは?電車で密状態で通勤している人は?学校に通う子どもたちは?」どこで対象か否かの線を引くかと考えれば、その対象が際限なく広がるはずです。

桃野はPCR検査のキャパシティを大きくして行くという施策には賛成ですし、これは国も東京都も言っていること。これに反対する人は多くないと思います。

しかし、検査対象を拡大するにしても、医師が新型コロナ感染症を疑う患者はもちろん全てを対象とし、その上で、検査陽性者の濃厚接触者、その周囲の方、リスクの高い人たちと日常的に接している方などへと対象を広げていくが当たり前のことではないでしょうか。

「誰でも、いつでも、何度でも」などと言うのではなく、「無症状だけど、念のため、検査を受けたい」という人は、医療資源に余裕がある場合に限り、且つ自費による自由診療で検査を受けるのが、今の段階では妥当。

ちなみに、元社民党の区長がテレビに出てきたものだからということでしょう。共産党の国会議員の皆さんが一生懸命後押しをされていますが、地方自治の現場で何が起きているか、どんな議論が為されているかを、しっかりと理解した上で発信してもらいたい。そう強く思います。(上記のBS-TBSの番組では”赤い小池”こと共産党の小池晃参議院議員が世田谷区長を絶賛)

共産党志位委員長が「世田谷区はHPで感染状況の公開を毎日行っている。先駆的な取り組みだ」と言ってますが、これも全くの見当違い。世田谷区は他の先駆的な自治体に比べて情報を公開しないこと甚だしく、議会から粘り強く「個人情報には配慮しつつも必要な情報は公開すべき」と働きかけて、ようやくここまで実現した次第です。以下参考ブログ↓

新型コロナ。他自治体と世田谷区の違いは大きい。世田谷区長の情報公開に対する姿勢、リーダーシップが問われます】(2020.05.04桃野ブログ)

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