2012-02-03
10万年後、我々人類はどのような暮らしを送っているのか
昨日、DVDを借りて映画「100,000年後の安全」を鑑賞。
現在、この地球上に20万トン~30万トンあると言われる高レベルの放射性廃棄物。
生物に無害になるまでは、最低10万年の時間を要する。
10万年もの間、放射性廃棄物を、この地球上の”どこか”に、”安全”に保管しておかなければならない。
フィンランドのオルキルオトでは、世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が進んでいる。
果たして、10万年後、我々人類はどのような暮らしを送っているのか。
もしも、大地震が起きたら。
もしも、氷河期が訪れたら。
もしも、△△が起きたら・・・
現在の文明は断絶することなく、10万年後も続いているのか。
もしも、我々の文明が、オルキルオトの地中深くに埋めた廃棄物の存在を伝承することができなかったら。
文字や記号が通じない相手に、どのように「ここに近づくな」と伝えることができるのか。
そのようなテーマを扱った映画です。
10万年間パンドラの箱が開かないよう、完璧な仕組みが施されていなければいけません。
我々は、10万年後の安全をどのように考えることができるのか。
先日鑑賞した「イエロー・ケーキ~クリーンなエネルギーという嘘~」は、ウランの採掘現場で次々と排出される危険な廃棄物の問題を描いたもの。
原子力に関する、いわば”入口”の話。
「100,000後の安全」は、原子力を利用した後に出た廃棄物をどうするのか。
いわば”出口”の話。
エネルギーという”恩恵”の陰で、様々な危険が迫っているという事実を突きつけられる2編です。
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