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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2018-08-22

2020オリ・パラに向けて。暑さ対策だけでなく、こちらはもう一つの大問題。人々の消費活動や、企業活動にも負の影響?

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今年の夏が猛暑になったこともあり「2020年の東京オリンピック・パラリンピックは夏の猛暑の中で安全に開催できるのか?!」との懸念が広まっていますね。
サマータイムを導入しようとか、マラソンは早朝スタートにしようとか、色々な案が出ているようですが、そう簡単な話でもなさそうです。特に、この時代にサマータイム導入となるとコンピューターシステムの調整だけでも膨大な作業が必要になるのは明らか。
2020年が冷夏になるよう祈るしかないか。いや、そんなことは対策とは言えませんから、関係者が知恵を絞り、必要ならば設備投資を進めなければなりません・
さて、こちらはもう一つの大問題。
本日(8/22)の日経新聞にはこんなセンセーショナルな見出しで記事になっていました。
消えた五輪道路 渋滞危機  -環状2号、完成22年度に先送り- 】(日経新聞)
環状2号とは「東京都市計画道路幹線街路環状第2号線」のこと。東京都江東区有明2丁目から港区新橋、新宿区四谷を経由して、千代田区神田佐久間町1丁目に至る都市計画道路です。
依然、起点側(江東区側)の大部分が未通になっていて、全線開通は2022年度の予定。つまり2020年のオリンピック・パラリンピックには間に合いません。
Map_of_Kanjo2go-Dori_Ave.Tokyo_Metropolitan_Road
■画像はwikipediaより
この環状2号線、当初の予定では、臨海部の晴海にある五輪選手村と新国立競技場(東京・新宿)を結ぶ基幹ルートになる予定でした。しかし、そのためにはルート上にある築地市場の移転が必要。
その築地市場は2016年の11月に豊洲に移転の予定でしたが、土壌汚染への懸念などが浮かび上がり、小池都政の判断で移転が延期、豊洲市場への移転は2018年11月となっています。
さて、築地市場の移転が遅れたことで、道路工事も間に合わない。環状2号の開通も先送りへ。環状2号が開通すれば、1日6万台の車をさばける目算となっていましたが、オリ・パラ前に開通するのは地上部道路のみ。建設予定の地下トンネルが未通となり、輸送能力は実に3分の1となってしまいます。
そこで「五輪道路が消えた」という現実がのしかかってくるわけですね。

記事によると「大会中にあたる8月上旬、お盆前は首都高が一年で最も混む時期。1日の通行量は110万台超。大会中は1万8千人の関係者が6千台の車両で約40カ所の競技会場を行き交う。首都高などの通行量は1日約5万台分上乗せされる見込み」

東京都はオリ・パラの輸送ルートは前回の東京五輪の「遺産」でもある首都高速道路をフル活用する方針で、且つ渋滞対策としてネット通販の自粛を呼びかける検討も始めたと記事にあります。そんなことまでしないとオリ・パラが開催できないというのは、ちょっと普通ではないですね。大変な事態。

そして、この道路が無いことで生じる「立候補の際の約束違反」も指摘されています。立候補ファイルではコンパクト五輪を標榜し、選手や観客の移動がスムースな大会運営をアピールしていました。選手村から新国立競技場までは環状2号で10分。ところが首都高を使うとルートの所要時間は2倍に。

オリ・パラに向けた課題は暑さ対策だけではありません。これから東京都は、渋滞、混雑の解消という大きな課題にも取り組まなければなりません。オリ・パラの開催が企業活動や人々の消費活動に負の影響を与えるとしたら、これもまた「本末転倒」のそしりを免れ無いでしょう。準備を整えるためのタイムアップまであと2年(しかない?もある?)です。

これまで、オリ・パラ前に「こんな状況で、本当に開催できるのか?」というのは、どこか別の国での出来事のように思っていましたが、まさに日本でもそれが現実になっています。

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