自分でもできることを
2011年に起きた様々な出来事。
やはり東日本大震災を抜きには語れない年でしょう。
多くの方が命を落とし、未だ家に帰れない方もいる。
間接的なものも含め、日本中に大きな被害が広がりました。
そして、3月11日以降、日本国民の心のありようが大きく変わったともいえます。
多くの国民が、被災地の為、復興の為、世の中の為に「何かしたい」と考えるようになったように感じます。
以下、二つの調査からもそんな心の変化が読み取れます。
(朝日新聞、東京新聞より要約抜粋)
◆朝日新聞世論調査(11月~12月)
「震災後、世の中の役に立ちたいという気持ちが強くなったか、そうはならなかったか」という質問。
・強くなった 71%
・そうはならなかった 22%
「震災後ボランティア活動をしたいという気持ちが強くなったか、そうなはならなかったか」という質問。
・強くなった 58%
・そうはならなかった 32%
「震災後、国や自治体に対し意見や要望を伝えたいという気持ちが強くなったか」という質問。
・強くなった 58%
・そうはならなかった 41%
◆博報堂生活総合研究所の生活定点調査(5月)
「社会全体の為には不便なこともガマンできると思うか」という質問。
・ガマンできる 59.7%
(昨年の調査よりも10.2%増加)
「何か社会のために役立つことをしたいと思うか」という質問。
・したいと思う 45.1%
(昨年の調査よりも5.5ポイント増加)
社会貢献に対する意識が高まった2011年という気がします。
私が被災地へ物資を運んだ際にも「私にも手伝わせてください」と自ら手を挙げ、同行してくれた方がいました。
物資を提供してくれた方々もたくさんいらっしゃいました。
震災直後、本当に嬉しい申し出をたくさんいただいたことは心に強く残っています。
小さなことでも。
自分でもできることを。
みんなが、そんな気持ちをもっているということに気づかされた2011年だったと思います。
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