「栄養格差」は学校給食で解消!? 先ず、親は子どもに食事を提供するものとしての責任を自覚しなければ。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
昨日は横浜市長選挙の投開票が行われ、現職が3期目の当選を果たしました。桃野が応援をしていた伊藤大貴さんは残念な結果でしたが、彼が訴えていた政策の多くは、横浜にとって必要なもの(世田谷でも見本にすべきものが多かった)だと、選挙戦が終わった今も変わらず感じています。
今回、伊藤さんが訴えていた「中学校給食の実施」も横浜で是非実現をしてもらいたかった政策(世田谷は実施済み)ですが、そんなタイミングで今朝(7/31)の東京新聞一面に気になる記事が掲載されていました。
【低所得層の子、栄養格差解消は給食頼み 小5調査でタンパク質、鉄分不足】
低所得層の子どもはそうでない子に比べ、栄養学的に貧弱な食事をしているという調査結果。「アイス一本」が食事代わりの例もあったそう。又記事では、世帯所得の多寡による栄養格差は主に給食のない週末に生まれていて、栄養格差解消は給食頼みになっているとも指摘しています。
「お金が無くて、満足に食べられない」
そうした家庭では、学校給食が大切な「セーフティーネット」になっているだろうとは容易に想像がつきます。低所得層の世帯において学校給食の有無は、子ども達の食生活に大きな影響を与えるでしょう。
でも、貧困と子どもの食事の相関性を示す調査結果には、もう一歩踏み込んだ検討も必要ではないかな。「食事がアイス一本」になってしまうのは、「お金が無いから」だけでも無いような気がします。
食事の質や量は、成長期にある子どもの心身に大きな影響を与えるもの。子ども達がまっとうな食事を摂れるよう、金銭面からの生活支援も大切(生活保護制度もその一つ)。その一方で、親には食事を提供するものとしての責任もしっかりと自覚してもらわなければ。
この調査結果には「子どもの食育の前に、大人の食育」。そんな側面も隠れているような気がします。
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