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2014-05-14

緊急質問!「川場移動教室実施場所の放射能汚染について」。自民、公明の大会派に加え、生活者ネットワークも反対で否決

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本日より世田谷区議会は臨時会です。
日程は5月14日(水)から20日(火)までの5日間。
この臨時会では、議員からの一般質問、代表質問は予定されていません。
さて、では議員から行政に対して一切「質問」できないのかといえば、さにあらず。
「緊急質問」という方法があり、場合によっては定例会での一般質問や代表質問のように、質問を行うことができます。
実は今回この「緊急質問」を行いたいと質問通告を行っていた会派がありました。日本共産党区議団です。
テーマは「川場移動教室実施場所の放射能汚染について」。
これまでブログでも何度もとりあげてきましたが、毎年、世田谷区立の小学校5年生は全員、群馬県川場村において2泊3日の校外活動を行っています。
そして、この川場村は、福島第一原発事故の影響から、放射能汚染状況重点調査委地域に指定され、区議会でも何度も何度も、保坂世田谷区長に対し、移動教室の中止(他の場所での実施含む)を求める意見が出ているのですが、保坂区長は一貫して「川場移動教室は安全だ。子ども達を行かせても問題ない」としています。
日本共産党区議団は、先月(4月16日)、川場移動教室で行われているハイキングコースの放射線量の調査を行い、その結果は既に各議員に配布されています。
内容は主に以下のようなもの。
・ハイキングコース上の放射線量率が地上1mで、おおむね0.25~0.5μSv/h、常に世田谷区の除染基準である0.23μSv/hを超えた状態であった。
・コース上には2.63μSv/hという高濃度汚染箇所も確認した。
まさに今、今年の区立小学校の川場移動教室が始まろうとしているタイミングで、「川場移動教室実施場所の放射能汚染について」、議会で取り上げるのは大いに意味のあることでしょう。
私、桃野よしふみは共産党とは別会派ですが、これには大いに賛成です。
しかし、この緊急質問を行うには議会内で、質問することに対しての「賛成多数」が必要。
今日の臨時会でこの賛否が諮られましたが、結果は賛成少数となってしまいました。
自民、公明の大会派に加えて、生活者ネットワークも反対で否決です。
川場移動教室が今年も始まります。
「川場移動教室実施場所の放射能汚染について」、本臨時会で質疑を行うことができなかったことは非常に残念。
質疑や討論をもって区政を良い方向に導いて行くべき世田谷区議会が、自ら、議員の質問に対して制約をかけよう、かけようという方向に向かっているようで非常に危惧をいたします。
一議員として、議会改革の必要を強く感じます。

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