2013-06-23
自分のイメージと実際にできることに差が出るため
二子玉川の風害について、議会で取り上げたことがあります。
再開発地区に建った大きなビルに、多摩川方面からの風がぶつかり、強い「ビル風」が吹く現象が起こります。
風の強い春先には、風にあおられて転倒した高齢者がケガをするという事故も起きてしまいました。
この風害については、私の議会での一般質問に応える形で、世田谷区が専門家による改善検討会議を設置しました。
風害に限らず、高齢者の転倒は大けがや寝たきりにつながりかねません。
「転ばぬ先の杖」ではないですが、しっかり用心したいところです。
本日(6/23)の東京新聞に「お年寄り転倒防ごう」のテーマで特集が掲載されていました。
武藤良輝・日本体育大学総合研究所長によるとお年寄りの転倒が多い理由を「自分のイメージする身体能力と、実際にできることに差が出る為」としています。その差を埋める手段として武藤さんが進めるのは「健脚度チェック」。
・10mの全力歩行の時間を測る
・立った姿勢から踏み出した一歩の最大幅を測る
・立った姿勢から40cmの台に上がり、反対側に降りる。
(○苦労せずに上れる、△着地でふらついたり、上り下りの時に膝に手を当てたりしてしまう、×上がれない)
これらを3か月ごと、半年ごとなどにチェックし過去の記録と比較することで衰えを把握することを勧めています。
いつまでも「まだ大丈夫」と”思い込む”のではなく、きちんとしたチェック結果に基づいて「大丈夫」なのか「用心が必要」なのか、自分の状態をしっかり把握するべきという提言ですね。
私も、忘れず、心に留めておきたいと思います。
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