熊本地震を警句として。首都直下地震から大切な財産(自宅など)を守るために 〜コストは数千円から〜
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
熊本地震。
最初の揺れが発生してから、もうすぐ1ヶ月になります。
未だ、1万人以上の方が避難生活を送られているという厳しい状況ながらも、昨日、熊本県内のすべての公立学校が再開されるなど、着々と復旧が進んでいる状況。
これまで世田谷区役所からも、応援の職員を被災地に派遣するなど支援をしていて、現地で活動をし、既に日常業務に戻っている職員もいますので、桃野も現地での様子についてヒアリングをしています。
その中で、印象に残った話の一つが「今回は、大規模な火災が起こらなかったことが不幸中の幸い」という話。
必ずやってくる首都直下地震。
大規模火災を発生させないことは世田谷区においても、被害を抑える最大のポイントといっていいでしょう。
大地震時の火災といえば、石油ストーブやガスコンロなどの火気設備からの出火を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、これら設備には耐震装置が義務づけられるなど安全性が向上していて、むしろ心配なのは大地震後、停電が復旧する際に起きる「通電火災」です。
これを防ぐのも大切な防災対策。
そして、こうした火災を防ぐのに有効なのが「感震ブレーカー」です。
感震ブレーカーは、地震の揺れをセンサーが感知し、あらかじめ設定しておいた震度以上の場合に『配線用ブレーカー又は漏電ブレーカー等』を遮断する器具。世田谷区では「感震ブレーカー」の購入に対して、経費の一部補助を行っています。
補助対象となるのは「不燃化特区」、「新たな防火規制区域」、「防災都市づくり推進計画整備地域」、「災害時活動困難度を考慮した火災危険度ランク4の地区」に、該当する地区を含む町会・自治会。
申請、購入、手続きなどの詳細は世田谷区のホームページをご覧ください。
感震ブレーカーについては、経済産業省も普及啓発を行っています。
前述の補助対象エリアでなくても、感震ブレーカーが火災予防に効果的であることに変わりはありません。
大切な財産(自宅など)を守るため、感震ブレーカーの設置も一つの方策です。
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