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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2016-03-24

世田谷区議会では昭和24年(1949年)以来です。なんと67年ぶりの出来事!

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
本日、世田谷区議会は予算特別委員会の最終日。
予算案の採決が行なわれました。
我々の会派「無所属・世田谷行革110番・プラス」の賛否は以下です。
・平成28年度世田谷区一般会計予算・・・反対(修正案には賛成)
・平成28年度世田谷区国民健康保険事業会計予算・・・賛成
・平成28年度世田谷区後期高齢者医療会計予算・・・賛成
・平成28年度世田谷区中学校給食費会計予算・・・賛成
「修正案」は、自民党会派、公明党会派の議員から提出された案で、その内容、我々の会派の賛成理由については以下です。
〜修正案は「区役所新庁舎整備」に関連した予算〜
修正案は、平成28年度世田谷区一般会計予算から、現区役所庁舎の劣化調査及び耐震性能調査に要する費用「1,0082,000円」を減額し、その分を基金に積み立てるという内容。
我々の会派は、これから始まろうとしている新庁舎整備に関する「検討委員会」を前に、執行するかどうかもわからない費用、しかも一部改築を前提とする費用、を予算に計上する必要は無いという考えです。
(検討委員会を経て一部改築との結論が出ればその時点で補正予算を組めば良い)

我々は、一貫して、新庁舎の整備は「災害対策優先」「低廉な予算」「短い工期」が、最優先事項と主張してきました。
又、「検討委員会」に予断を与える予算は組むべきではないとも考えます。
今回の修正案は、その主張とも一致するもの。

結果、修正案は賛成多数で可決されました。
ちなみに我々は、この修正分を除いた一般会計予算に反対。
これは、これまで予算特別委員会など様々な場で主張してきましたが「区民を守る災害対策が不十分」であること、「みどりの保全など世田谷区を良好な住宅都市とさせる為の都市整備施策の不十分」さ、「木を見て森を見ずの福祉政策」、「三宿中学での”教材費横領問題”などに象徴される組織統治の不備」などなど、様々な観点からみて、現区政は、あまりに区政の停滞を招いていると判断したからです。
歴史をひも解いてみると、世田谷区議会で予算案の原案に、議会が修正を加えて可決をしたのは、昭和24年(1949年)3月ぶりでした。前回は、なんと67年前の出来事ですね。
議会は区民の代表たる議員が、議論をし予算や条例の賛否を決めるところ。
行政の示す案に唯々諾々と従うだけでは、その役割を果たしているとは言えません。
議員が議論する力を駆使し、行政と健全に対峙してこその議会。
今回の修正可決は、来年度の世田谷区政を見通す上で大切なポイントになるでしょう。

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