toggle
世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2016-03-22

校長がこっそり「教材費」で教育実習生(女性・大学院生)の旅費・宿泊費を賄うトンデモ話。それがまかり通る世田谷区。

LINEで送る
Pocket

世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
予算特別委員会の桃野質問から。
今日は「文教常任委員会所管」の質疑です。
桃野は以下テーマで質問しました。
・昨年5月の世田谷区立三宿中学校の修学旅行に、教育実習生(女性、大学院生)が同行
・その教育実習生の旅費・宿泊費(46,744円)を校長が、保護者の「教材費」から勝手に支出
・保護者からは「お金を返して欲しい」「横領では」の声が挙がるも、支出は適切と返還せず

という問題。
はっきり言って、この校長、とんでも無いことやってます。。。
■教材費とは?
漢字テストや数学の問題ノートなどを購入する為などのために、学校が保護者から集金するお金。
修学旅行で言えば、生徒の班別行動時の学習費など。
その「教材費」を、保護者に対しては「修学旅行教材費」という一見、意味の分からない勘定科目の中に丸めこんで集金。
校長は、そのお金で、教育実習生の旅費、宿泊費を支払ったという前代未聞の話しです。
教育実習生が修学旅行に同行する事自体、異例。
ましてや保護者の払った教材費から、教育実習生の旅費・宿泊費を支出するなんて。
校長は「引率のため」又「指導体制の充実のため」に、教育実習生を修学旅行に連れて行ったと言っていますが、もし本当に、その実習生を、修学旅行に連れて行く必要があるのなら、先ずは、その旨を区の教育指導課と協議をするところからスタートしなければなりません。
その上で、教育指導課が同行の必要性を認めれば、教育実習生の旅費・宿泊費は、教育委員会の予算で賄われるべきものです。
それを、校長が勝手に、保護者の「教材費」から支出するなんて。
しかも、桃野がこの件を教育指導課、校長に確認するまで、保護者に対してもその「支出元(教材費から支出した旨)」を明らかにしていませんでした。
桃野は今回、校長が勝手に保護者のお金(教材費)から、教育実習生の旅費・交通費を支出することは極めて不適切。保護者にお金を返すべきだという趣旨でとりあげました。
ところが区の教育指導課長、教育長の答弁は、「校長の権限で、教材費から、実習生の旅費、宿泊費を支出できる」というもの。
驚きました。。。
私も、区立学校に子どもを通わせる親ですが、こんなことを”コッソリ”やられたらたまったものではありません。
校長が勝手に、あらゆることを「教材費」の中に丸め込んで、お金を支出できるといっているに等しい。
しかも、教育長以下、区の教育所管課までもが、「校長の権限でできる」との認識を持っていることに驚きを禁じえません。
おそらく「今回の件を”不適切”と認めたら、自分たちの責任も問われかねない」という事なんでしょうが、とんでもない答弁です。
世田谷区立の小中学校に子どもを通わせる保護者の信頼を失う答弁でしょう、これは。
完全に。

一方で区の教育指導課長は、保護者が「実習生の旅費・交通費は私が負担すべきお金ではないので、払いません」と言った場合、保護者へは支払いを求めない、旨の答弁もしています。
”不適切ではない”と言いつつ、ここは認めざるを得なかったんでしょう。
(本来矛盾した答弁ですが)
三宿中学校で、この春の卒業生(平成27年度の3年生)を持つ保護者の皆さんで、「おかしい!」と思われる方。
「実習生の旅費・交通費は私が負担すべきお金ではないので、払いません。返還して下さい」と堂々と、声を挙げてもらいたいと思います。
★質問の様子は「世田谷区議会のホームページ」よりご覧頂けます。
一番下の「無所属・世田谷行革110番・プラス」の横の「再生」をクリック。
38分ほど早送りした所で桃野質疑部分になります。
写真2

LINEで送る
Pocket

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です