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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2015-08-16

今度は桜島で噴火警報レベル4。火山災害への備えは決して他人事ではない

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桜島(鹿児島市)にて、大規模な噴火が起こる可能性が高まっています。
気象庁は昨日、5段階で示す噴火警戒レベルを3(入山規制)から4(避難準備)に引き上げました。
鹿児島市では既に有村町、古里町、黒神町の3地区、51世帯、77人に避難勧告を出し、対象全世帯が避難しています。
■噴火警戒レベルについては以下を参照ください。
【噴火警報】
レベル5:避難:口永良部島(鹿児島)は現在レベル5
レベル4:避難準備:桜島(鹿児島)
【火口周辺警報】
レベル3:入山規制:箱根山(神奈川・静岡)は現在レベル3
レベル2:火口周辺規制:御嶽山(長野・岐阜)、浅間山(群馬・長野)は現在レベル2
【噴火予報】
レベル1:活火山であることに留意:富士山(静岡・山梨・神奈川)は現在レベル1
これまで桃野は、火山災害への備えについて区議会で取り上げてきました。
世田谷に住む我々にとって「火山災害」は決して他人事ではありません。
「富士山の噴火」に伴う降灰による被害は、関東全域で起こると考え、備えなければいけない課題です。
東日本大震災以降、各地で地震が頻発し、それと呼応するように全国で火山活動が活発になっていると言われます。
(それを証明するかのような例が、口永良部島、桜島、御嶽山、浅間山、箱根山などの事例)
火山活動を考える時に、考えなければいけない時間軸と、人々が日々の暮らしの中で”現実的に感じる”時間軸は大きく異なっていることを自覚しなければなりません。
例えば、過去の富士山の大噴火をみると、1707年の宝永の大噴火、869年の貞観の大噴火、800年〜802年の延暦の大噴火など。
何か歴史の一コマのようにでも感じてしまえば、警戒感も薄れてしまいますね。
でも、火山の活動サイクルとはそんなもの。
千年単位、万年単位で考え、その危機を想定しなければなりません。
ちなみに、今回噴火警戒レベルが引き上げられた桜島では、1914年の大正大噴火で58名の死者が、1986年の噴火では火口から約3キロ離れたところまで噴石が飛び、6人が負傷する災害が発生しています。
桜島、そして未だ全島避難が続いている口永良部島の皆様には、一刻も早く火山活動が落ち着き平静な毎日が戻って来るようお祈りいたします。
そして、全国の火山周辺に住む皆様には、日々の備蓄、降灰への対策方法の周知など、今一度気を引き締める機会にして頂きたいと思います。

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