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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2011-09-10

市長は「心の再興」と。大臣は「放射能・・・」

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「心を再興する」
朴訥とした人柄、ゆっくりとした話し方の中に、強いリーダーシップを感じとったのは私だけではないでしょう。
9月6日(火)に世田谷区の成城ホールで行われた「再生可能エネルギーに関するシンポジウム」
福島県南相馬市の桜井勝延市長の基調講演の間、会場は水を打ったように静まり返っていました。
8月末現在、震災による南相馬市での死亡者は640人、行方不明者は23人。
(福島県における死亡、行方不明者の約1/3を占める)
3月11日以前、7万人程度であった人口が、原発事故後は、6万人弱の方が全国に避難。
現在、4万人の方が戻ってきたものの、住所を既に移転してしまった方も数千人規模でいらっしゃるようです。
原発事故後、市内は食料の確保が十分にできず、市内が事故に対する恐怖でいっぱいになってしまった。
桜井市長は、その原因の一つに、国から「原子力防災計画を作ってはいけないという指導を受けていた」ことを挙げました。
何故、原子力防災計画を作ってはいけないのか。
「市民に不安を与えるから」という理由だったそうです。
国は、市民に原発が安全ではないと”誤解”を与えるから防災計画をつくってはいけないとでも言いたかったのでしょうか。
ずたずたになってしまった絆を、そして、人々の心を再興する。
桜井市長はそうおしゃっていました。
そして、今日。
我が国の経済産業大臣の発言を巡るニュース。
彼は、福島第一原発視察後に、報道陣の一人に防災服をなすりつけるような仕草をして、「放射能つけちゃうぞ」と。
新聞各紙が報道しています。
日本の原子力政策を担当する経済産業省の現職大臣の発言です。
被災地の皆さん含め、日本国民は怒るべきだし、そんな人間の指示で仕事をする経済産業省の皆さんが気の毒です。
(2011年9月9日 朝日新聞)

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