街の個性に応じた図書館づくりという発想
世田谷区には21の図書館(まちかど図書館を含む)と、1つの図書館カウンター(予約資料の貸出、返却ができる施設)があります。
図書館は、図書や資料の収集・整理、又それらの貸出しによって、地域の方々の調査研究、教養、レクリエーションを支える大切な施設。
桃野も世田谷区立図書館はよく利用しています。
区立図書館。
開館時間をもっと増やしてほしい、休館日を減らしてほしい、レファレンスサービスを強化して、などなど。
区立小中学校の図書館、区内の大学とも連携できるのでは。
民間活力を導入して、もっと柔軟にアイデアを。
これまで、図書館のあり方は全国的に大きな議論の的になってきました。
武雄市では株式会社カルチャーコンビニエンスクラブが指定管理者となり、スターバックスコーヒーや蔦屋書店を併設する図書館ができて、全国的に話題となりましたね。
”ツタヤ図書館”の開設当時は、全国の自治体から視察が殺到したという話も。
図書館もそうだと思いますが、公共部門というものは、時代に応じて柔軟に変化することがとても苦手です。
(市場競争にさらされない。つまり絶対に潰れないから)
しかし、そういう宿命の中であっても、利用者視点でみれば、より良いサービス”を提供していくためにニーズに応じて変化をし続けるのは当然のことです。
その変化を促すため、桃野も議会から様々な政策提言を行なうべく、利用者の声に耳を傾けたり、先進事例を調査・研究したりといった活動を行なっています。
先日、その一環として千代田区立「千代田図書館」と杉並区立「高井戸図書館」を訪問し勉強をして参りました。
先ずは千代田区立図書館。
千代田区は夜間人口が約4万7,000人に対して、昼間人口は約82万人。
区民の数に比して、在勤・在学者の数が非常に多い区です。
その特徴に応じてということになるでしょうか。
世田谷区の図書館にはない様々なサービスを提供しています。
例えば千代田区立図書館は以下5つのコンセプトに基づいて運営されていました。
1)千代田ゲートウェイ
2)ビジネスを発想するセカンドオフィス
3)区民の書斎
4)クリエイトする書庫
5)ファミリーフィールド
1)と2)は千代田区らしい取り組みですね。
コンシェルジュを常駐させて、書籍や資料に関することだけではなく、付近の観光スポットやお土産の品、レストランなどを案内する機能も持たせています。
又、地元の古書店街と連携してイベント展示を行ったり、古書店街への出張サービスなどを行なったりといった取り組みも。
図書館内には、パソコンを持ち込んで作業できるスペースや、簡単な打ち合わせができるスペースも準備されています。
平日の開館時間は夜10時まで。
該当の蔵書数はまだ豊富とは言えませんが電子書籍の貸出しも行なっています。
世田谷区には、様々な顔を持った街があります。
下北沢、三軒茶屋、二子玉川。
区内図書館が全て均一なサービスを提供するのではなく、街の個性に応じた図書館づくりという発想があってもよいですね。
産業振興策の一環にはなりますが、これまで議会でとりあげてきた「世田谷みやげ」などとの連携も含めて参考になる取り組みでもあります。
※千代田区の夜間人口について誤りがありました。8月13日訂正しました。
中学校の入学式。新1年生たちは、真っ白なシャツ、ピカピカの上履き、ちょっと大きめの制服に身を包んで緊張した様子。ワクワクの新生活が始まりますね。 豊中市は全国に先駆け障がいのある子どもが地域の学校に入学し地域で生活できる環境の整備を進めてきました。ともに学びともに支えあっていくということ。 先日、受けたインタビューが記事になり、見本誌が届きました。(2月1日発売の月刊誌世論時報) 桃野必ず行きます!世田谷文学館「あしたのジョー展」。乾物屋ののりちゃんにも会えるかな。 又もや「たまがわ花火大会」は中止。でも今年は代替イベントが開催されます。スカイランタンは美しく、楽しそう!動画も是非ご覧ください。
コメントを残す