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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2015-08-07

議員が、新年会を一日7件はしごして、その会費を”公費”で払う。税金使って何をやっているのか。

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先日、東京都議会が2014年の政務活動費(政活費)の使途を公開しました。
政務活動費とは都が報酬(約1700万円/年)とは別に議員に支給しているお金で、その額は議員一人当たり60万円/月。
2014年の使途別の金額を見ると以下のようになります。
(8/9朝日新聞夕刊より)
人件費・・・2億9,573万円(34%)
広報紙発行費・・・2億8,314万円(33%)
事務所費・・・7,343万円(9%)
事務費・・・5,470万円(6%)
2014年、当時兵庫県議であった野々村竜太郎氏の政務活動費の使途に、不明朗な点が多すぎるとして大きな問題になったことがあります。
いうまでもありませんが、全ての地方議員は政務活動費について、有権者の批判を受けるような使い方は厳に慎むべきでしょう。
ところが、東京都議会では、飲食を伴う会合での「会費」も政務活動費で賄うことができるらしい。
この「会費」の出費は新年会シーズンの1〜2月に集中していて、この間70人(自民49人、公明19人、無所属2人)が2,680件の会合に出席、1,960万円を政務活動費から支出していたそうです。
中には一日7件をはしごした都議1名、6件をはしごした都議11名などもいるとのこと。
(8/9朝日新聞夕刊)
何やってるんでしょね。
納税者の支払った大切な税金を使って、新年会をはしご。
ちなみに、世田谷区議会では24万円/月の政務活動費が支給されますが、コーヒー代などの軽微なものも含めて、桃野は飲食を伴う支出は一切ありません。(今後もしません)。
そして、こういう”お金の問題”で一番効果的な方法はやはり「ガラス張りにする」ということでしょう。
東京都議会では、各都議の政務活動費の収支報告書、領収書を閲覧する事ができますが、これは平日の9時から5時半の間、都庁にある議事堂においてのみ可能。

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/info/research.html
これでは、多くの有権者の目でチェックなんてできるわけがありません。
そう。いつでも誰でも気軽にチェックできるように、インターネットで公開すればいいんです。
ちなにに世田谷区では全議員の収支報告書と領収書がインターネットで公開されています。

http://www.city.setagaya.lg.jp/kugikai/1423/d00123796.html
東京都議会では、未だに議員が議会に出席するたびに交通費として1万円(三多摩地区の議員は1万2000円)が支給される「費用弁償」の制度も維持しているし、改革機運の乏しい議会だなぁと思います。
政務活動費のインターネット公開にしても、費用弁償の問題にしても、もっと有権者が声を大にして、議員にクレームをいれなければ実現できないのでしょうかね。。。

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