懐かしのおもちゃなど5万点超、 懐かしの「スバル360」や「マツダキャロル」なども!
先日のブログに続き【商店街活性化策(豊後高田市)】について。
かつては城下町として栄え、昭和30年代まではその賑わいが華やかであった市街地。
これを再び活性化させようと官民一体となって取り組んでいます。
取り組みがスタートしてから観光客は年々増加。
10年で約13倍の観光客が同地を訪れるまでになりました。
テーマは「昭和の町」
市街地にある総延長550mの商店街を昭和のイメージで再生。
普通に歩けば15分程の距離ですが、店舗の看板を当時の姿に修復したり、お店に残る古い道具を店頭に飾ったりと”昔なつかしのお店”の姿が見られます。
観光施設として核になるのが「昭和ロマン蔵」
元々は農業倉庫であったものをリニューアルしました。
「グリコのおまけ」「昭和のお茶の間を再現」「東京オリンピック関連の展示」などがノスタルジーをそそります。
著名なおもちゃコレクター小宮裕宣さんを招き、そのコレクション5万点超が並ぶ博物館も開設しています。
懐かしのスバル360やマツダキャロルなども展示。
イベントの開催も活発。
常に新鮮な楽しみを提供できるような取り組みも行なわれています。
ダイハツミゼットを使ったパレードやボンネットバスの復活、昭和の町de街コン(男女の出会いの場の創出)など。
観光振興という観点で見れば、先ずは地元の皆さんの目標を大きく上回る結果が出ているようです。
一方”まだこれから”という部分がある事も否めません。
昭和の町とはいうものの、まだ町全体が昭和の雰囲気に包まれているという程でもありません。
現状は、所々に昭和の風情を残すというイメージでしょうか。
まちづくりに賛同する店舗を増やして、町全体が昭和の雰囲気を醸し出すと言うところまで行ければ、より多くの人々を魅了する町となるでしょう。
又、観光客だけでなく、地元の人が歩いて楽しい、買い物をして楽しい町になるためにも、大手量販店とは違うお店の魅力(商品知識、接客、配達など顧客サービスの充実、etc)を多くの店舗が持てるよう不断の努力が必要なのでしょう。
いずれにしても”行政からの補助金(や支援)をアテにするだけでなく”町の人々が自ら考え、行動しているところに成功のポイントがあると感じます。
見慣れた景色の中に、実は価値のあるものが埋もれている。
少し光の当て方を変えれば、埋もれていたものが美しく輝きだす。
世田谷区でも多いに参考になる取り組みです。
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