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2014-01-31

真の文明は山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし

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三鷹市と武蔵野市にまたがる「東京都立井の頭公園」。
公園内にある井の頭池には、かつて七つの湧水口があり、水は澄んでいて、明治時代までは東京(江戸)の水道水として利用されていたといいます。
近年は、周辺の都市化が進み、湧水が減ったことで水の入れ替わりが滞り、水質が悪化。
あわせて、外来魚の繁殖にともなって在来種が激減するなど、かつての姿を失っていました。
そんな中、市民ボランティアが「かいぼり」※を行い、かつての美しい井の頭池を取り戻そうと活動しています。
これまで池の中から取り出された”ゴミ”は、自転車、スクーター、買い物カート、ラジカセなど約200台、市民が網でとらえた外来魚はブルーギル約5,300匹、ブラックバス約270匹、ミシシッピアカガメ、体長1m超のソウギョなど(1/31東京夕刊に掲載の数字)。
自転車やスクーターを池に投げ込む人の心情は理解ができませんが、自然の中にゴミを不法投棄して平然としている人がいるのは事実。
三鷹、武蔵野両市ともに、自転車一台を粗大ごみとして処分するには1,000円の費用がかかるため「処分費用を惜しんで夜間に捨てにくるケースがある」との見方もあるようです。
私も、地元を流れる野川周辺を近隣の方々と定期的に清掃していますが、空き缶、空きビンはもとより、大量の生ごみ、原付スクーターのフレームなどを回収したことがあります。
かの田中正造は「真の文明は山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし」との言葉を残しました。
公害問題のみならず、身近な生活の中にあっても、この言葉が人々の心に染み入った社会をつくって行かなければならないと感じます。
■池の中から引き揚げられた自転車(東京新聞オンライン版より)
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※かいぼり
農閑期にため池の水を抜き、堆積した泥を取ったり魚を捕まえること。
近年は公園などの池で水質改善や外来魚駆除を目的に行われる例が増えている。

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