若者だけでは無い。中高年の「ひきこもり」は推計61万人、7割以上が男性。ここにも福祉的サポートが必要では無いか。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
「ひきこもり」の問題。
今年の3月、内閣府は、自宅に半年以上閉じこもっている「ひきこもり」の40~64歳が、全国で推計61万3千人いるとの調査結果を発表しました。
・7割以上が男性
・ひきこもりの期間は7年以上が半数。
・15~39歳の推計54万1千人を上回り、ひきこもりの高齢化、長期化が鮮明。
こんな内容です。
【中高年ひきこもり61万人 内閣府が初調査 】
ひきこもり、不登校などの問題を主に若者の問題と捉えている方も多いかもしれませんが、中高年におけるひきこもりも看過できない問題となっています。
ひきもりと言ってもその状況は様々だと思いますし、自室や家からほとんど出ない状態だからと言って、即座に問題だとは言えませんが、それでも、相当数の方が、ひきこもりの状態に(本人、家族問わず)苦しみ、できることなら抜け出たいと思っているのだと思います。
もちろん、行政機関も、こうした人達に福祉的なサポートをしていかなければならないでしょう。
世田谷区には「メルクマールせたがや」という施設があり、ひきこもり等の様々な理由から社会との接点が持てず、社会的自立に向けた一歩を踏み出すことができない方々に、面談、セミナー等を実施ししていますが、こちらの対象は、中高生世代から39歳までの世田谷区民の方とそのご家族。
これから、中高年をも対象にして活動していくことも必要でしょう。
さて、そんな話も聞けるかもしれません。「メルクマールせたがや5周年報告会」が開催されます。パネルディスカッションには、桃野も普段から様々なテーマで勉強会に参加させていただいている精神科医の山登敬之さん(東京えびすさまクリニック院長)も登場。
こちらは開催案内のチラシ。
11月7日(木)18:30−20:30
成城ホール(成城学園前駅徒歩4分)にて
参加費無料で先着300名
桃野も参加するつもりです。ひきこもりの問題に関心をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひ足をお運びください。
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