「少しでも被災地の復興の力に」多くの方が参加しています
先週末より、昨日まで福島県に行っていました。
今回は、がれき撤去などを行うボランティア活動への参加が主な目的です。
向かう先は、福島県南相馬市小高区。
南相馬市は現在、避難指示解除準備区域、居住制限区域、帰還困難区域の3区域に再編(4月16日の「原発事故による警戒区域・計画的避難区域の解除」に伴うもの)されており、同市小高区は新たに「避難指示解除準備区域」となりました。
非難指示解除準備区域は、年間積算線量が20ミリシーベルト以下となる地域。
現在、復旧や除染などの環境整備が行われています。
住民の一時帰宅は認められますが、未だ区域内の宿泊は許されません。
震災以来手つかずだった町は、未だ大変厳しい環境で、電話・水道などインフラ面の復旧も遅れています。
東北復興新聞(web)より
ちなみに、南相馬市長は被災直後から市の窮状をYouTubeにて積極的に訴え、米国タイム誌から、2011年版の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた”闘う市長”桜井勝延さんです。
さて、こちらはボランティア活動センターを目的地に、金曜日の夜12:00ごろ世田谷区を車で出発。
ともに活動に参加する仲間と2人で運転を交代しながら約5時間半の道のりです。
土曜日の朝方「ボランティア活動センター」に到着し、1時間ほど仮眠をして、午前8時ぐらいからボランティア登録の手続き、作業内容の確認など。
その後、作業準備、道具の積み込み等を経て午前9:30には作業スタートです。
ボランティア活動センターには、土曜日ということもあり総勢150名ほどのボランティアが集まっていました。
私が割り振られた仕事は、お寺の復旧作業。
地域住民の信仰の対象になっているお寺が荒れているので整備をして欲しいとのオーダーです。
(ボランティア活動センターは、基本的に住民の要望に基づいて作業を行う事になっています)
軽トラックに作業道具を積み込み、地図を頼りに7名ほどのチームで現場に出発。
途中、何度か道に迷いながら、ようやく現場に到着しました。
でもお寺が見えません・・・。
4月中旬まで人の立ち入りが出来なかったエリアですので、生い茂る雑草、竹林で荒れ放題の状況です。
竹林の中に分け入って、何とか作業エリアを確認。
ここの作業を受け持つメンバー全員で黙祷をしてからの作業開始です。
先ずは、行く手を阻む竹を切り倒し、運び出すことからスタート。
昼食の時間や、休憩を入れながら夕方16:00前までの作業です。
作業終了後は、ボランティアセンターに戻って道具のメンテナンスなどをしてから解散。
ひたすら体を使い、夕方には「いい汗かいた!よくやった!」といった充実感を感じます。
「少しでも被災地の復興の力に」と、多くの方が参加しているボランティア活動。
「疲れた」「暑い」「お腹空いた」などの言葉を発せず、皆黙々と一日汗を流します。
(もちろんリーダー役の方が適切に休憩をいれるなどされているのも一因です)
議員として、政治の場で仕事をすることは、もちろん大切ですが、やはり現場に入り、ともに汗をかき、話をしてわかることもあります。
ボランティア活動への参加は、被災地の復興の一助になるとともに、首都直下地震への備え、復旧復興へのプロセスの理解をすすめるためにも大変有意義な時間となります。
次回ブログも被災地でのボランティア活動についてご報告します。
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