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2024-09-06

世田谷区長の「子どもの権利条例」。あまりにも子どもを”子ども扱い”してはいないか。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

9月17日(火)から始まる世田谷区議会定例会でも様々な議論になると思います。

世田谷区では現在「世田谷区子ども条例」の改正に関する準備が進んでいます。

世田谷区子ども条例については以下サイトをご参照ください。

世田谷区子ども条例】(世田谷区のサイト)

全ての子どもが健やかに成長できるよう、また子どもが虐待などの権利侵害を受けないよう定める条例と言えるでしょう。

この改正条例を来年4月に施行できるよう議論を進めています。

現在、世田谷区長が議会に示してきた「素案」について、桃野も検討しているところですが、正直これには大きな違和感を感じています。

世田谷区長は様々な場面で自ら喧伝していますが「麹町中学校内申書裁判」で世の中に出てきた方。「麴町中学に死の花束を」という著作もあります。

「学校」に対してあまり印象をお持ちでないのか、近年もこんな発信をされています。

子どもを鋳型にはめて、工業化社会の「規則を守り、正確に働く」労働力を生み出してきた学校教育だが、社会が激変したことに古いパターンから脱出出来ずにいる。今、変わらなければ、いつ変えるのか。

そして、区長の子ども条例改正案(素案)には、以下の文言も含まれています。

(大人おとなへのメッセージ)  私たちの言葉や想いをしっかり受けとめ、「否定」じゃなく、「肯定」してください。 大人たちに意見や想いを尊重してもらえて、何かを恐れずに、自由に発言や表現できる環境がほしいです。 大人世代せの「あたり前」は、子ども世代せの「あたり前」じゃない。 大人たちには、自分が子どもだった時の気持ちを思い出して、子どもと対等に向き合ってほしいです。

(中略)

「できるかできない」じゃなく、「やったかやっていない」で評価し、がんばったことをほめてください。

 

もちろん子ども達の権利擁護はとても大事。しかし「否定ではなく肯定してください」「できなくてもがんばったらほめてください」などと条例に書き込むのは、それこそ大人が子どもを、あまりにも”子ども扱い”してはいないか。桃野は疑問を感じています。

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