ふるさと納税。世田谷区長は「返礼品競争には加わらない」と言い続けていましたが、遅まきながら大方針転換。世田谷区へのふるさと納税でこんな返礼品。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
世田谷区もふるさと納税の「返礼品競争」に参加することにしたようです。本日の区長記者会見でも発表がありました。
世田谷区にふるさと納税してくださった方々に焼き菓子詰め合わせ、ローストビーフ、宿泊施設のクーポン券、オーダーメイドジュエリーなどを返礼品として用意するとのこと。
実は「返礼品競争に参加」というのは、世田谷区として大きな方向転換です。
世田谷区長は、ふるさと納税による区民税の流出額(令和4年度)を87億円としていまして、ふるさと納税の仕組みについては常日頃から批判的な情報発信を行なっています。
こちらは、2021年1月27日保坂区長のツイート。ここでも「返礼品競争には加わらない」と言っています。
「制度を変えてくれ」と政府に訴えるのはいいとして、「返礼品競争に加わらない」というのは、又別の話。ところが結局のところ、今頃になって世田谷区は返礼品競争に加わっているのだから、要は区長の打つ手が遅きに失したということ。
上記のツイートの言わんとしているところは定かではありませんが、ふるさと納税を使って他自治体に納税する(仕組み的には寄付ですが)世田谷区民に対して「世田谷区はPCR検査体制を充実しているから、世田谷区に納税(もしくは寄付)してください」と働きかけても意味ないですよね。
それに上記ツイートでは「PCR検査体制の充実」と言っていますが、区長が喧伝していた「いつでも、誰でも、何度でもPCR 検査」なんて、それが政策的に正しいかどうはさておき、区長自身、全く実現しようとさえしてないわけですし。
ということで、区長の「見当はずれ」は横に置いて、今回世田谷区は、世田谷区にふるさと納税してくださった方に対しての返礼品を数々ラインナップすることになりました。これを機に多くの方が世田谷区にふるさと納税してくださいますように。(※今回の返礼品は世田谷区外にお住まいの方が対象です)
また、世田谷区は「今後も返礼品を拡充していく」と言っていますから、是非区内事業者の方には「この商品(このサービス)を返礼品に」と積極的に手を挙げて頂けると嬉しいです。
世田谷区の「ふるさと納税特設サイト」はこちら。返礼品のラインナップをご覧いただけます。
https://furusato-setagaya.com/
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