インターネット。世田谷区は、区立中学校の生徒の書き込みや中学校に関する書き込みを監視しています。
世田谷区議会は現在、定例会の会期中です。
桃野は今回も一般質問を行ないました。
今回のテーマは大きく2つ。
いずれも世田谷区立小中学校に関する問題です。
本日から順次ブログでご報告します。
先ずは、子ども達とインターネットの関係について。
ブログや掲示板、SNSなど、今や多くの方が情報発信やコミュニケーションにインターネットを活用されているかと思います。(桃野も、こうしてブログで日々、区政課題や活動内容を皆さんにご報告しています)
さて世田谷区では実は、区立中学校の生徒の書き込みや、中学校に関する書き込みを”監視している”のですが、この事実、いかほどの方がご存知でしょうか。
「世田谷区立中学校における学校非公式サイト等の監視」
この事業は、平成21年度からスタートし現在も継続中。
年間450万円ほどのお金をかけて(=税金を使って)”不適切な書き込み”に目を光らせています。
”学校非公式サイト”とは?
区は「区立中学校の公式サイトからリンクされていないサイトで、区立中学校及び区立中学校の生徒に関する投稿(書き込み)のあるサイト」としています。桃野がブログで「先日、世田谷中学校に伺って、××の授業を視察して来ました」と書けば、学校非公式サイトとなってしまいますね。
”不適切な書き込み”とは?
区は「違法・犯罪行為、自傷・自殺等生命に関わるもの、誹謗・中傷、個人情報等に関する書き込み」としています。
具体的には、全区立中学校に関するキーワード(学校名を含む)を使ってサイトを検索、抽出し、そのサイトに不適切な投稿があるかを目視。不適切だと見なせば投稿者やサイトの運営会社に削除依頼を行ないます。
削除依頼まで行かないものであっても、区が「危険な書き込み」だと判断したものについては、区や学校間で情報共有をし注意をはらうということを行なっています。
ちなみに平成25年度の”監視結果”をみると、抽出された投稿は173,331件。
そのうち区から”要削除”とされた書き込みは2件、”要注意”とされた書き込みは215件です。
桃野が今回質問で取り上げたのは「世田谷区が年間450万円もの税金を使って、このようなことを行なうことは適切なのか?」という趣旨。
なぜこのような事業がはじまったのか?
委託事業者の選定方法は?
このような事業が生徒達のためになるのか?
質問の内容をひきながら、次回ブログで詳しくご報告します。
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