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2020-08-25

世田谷区長の(新・世田谷モデル?)PCR検査。日テレ「スッキリ」加藤浩次さん猛反対!

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

昨日、世田谷区長が記者会見で発表した「区内の介護従事者、保育従事者の全員2万3千人に公費(自己負担なし)でPCR検査」の件、桃野にもたくさんの意見が寄せられています。

■こちらは読売新聞の記事


本件で寄せられる意見のほとんどが桃野への賛同や激励です。ありがたい。中には「もし実施が決定するようなら全額他の地方自治体にふるさと納税し、世田谷区には一銭も納税したくありません」という厳しい意見もありました。まあ区長の暴走に対する気持ちとしては十分理解できますが。。。

世田谷区医師会も、世田谷区長の記者会見があった日に、こんな声明を出しています。以下、世田谷区医師会のサイトより抜粋して引用。

報道されております「世田谷モデル」について】(2020.08.24 世田谷区医師会のサイトより)

・報道されている、いわゆる「世田谷モデル」事業と、世田谷区医師会PCR検査センターは全く関係ありません。世田谷モデルは別の事業であり医師会員の出務協力及び義務などはありません。

・医師会PCR検査センターは手遅れになる患者さんを出さないという理念の元、症状のある患者さんを最優先で受け入れ、酸素濃度測定やCT検査、入院対応など医療機関としての機能を大切にしている。いわば医療的検査を行う場所。

・世田谷モデルの提唱する「誰でも、いつでも、何度でも」は、いわゆる社会的検査ニーズに応えるためのもの。

・医療的検査機能を保つためにも、社会的検査はきちんと切り離して行われるべき。

・この度、自費扱いの検査であれば鼻咽頭検査も唾液検査も東京都の認可や集合契約の必要なく一般開業医が行なって良いことになった。元々医師会PCR検査センターでも社会的検査は自費扱い。

・世田谷モデル事業などといわずとも、個々のクリニックで社会的検査を自費で請け負っていただければ「いつでも、どこでも」が実現する。

・世田谷区医師会PCR検査センターはこれまで通り、症状のある患者さん最優先の医療機関としての立場で、医療的検査を受け持って行きたいと考えている。

(抜粋、引用以上)

もちろん、至極真っ当な内容ですね。本来、区がコロナ禍に向き合うに際し、地元医師会は、区にとって一番身近な「有識者」のはず。これまで真っ当な意見を沢山頂いて来たのに、区長は「誰でも、どこでも、何度でもPCR検査」「いつでも、どこでも、何度でもPCR検査」などと、暴走して来たのが実情。医師会が「区長の言っていること我々は関係ないですよ」とわざわざ声明を出さなければいけない事態を作っている世田谷区長。悲しいことです。

「桃野は、区長の言っていることに反対しているが、ではどうしたいのだ」との質問もいただきますが、桃野は一貫して「PCR検査体制の拡充を図るべき。そのキャパシティを見ながら、感染の可能性のある人、その濃厚接触者、感染リスクの高い人を検査対象とすべき」と述べてきました。保健所の機能強化などについても具体的に施策を提言し、これまで実現もしてきています。今も検査体制の充実、陽性者への対応のための体制づくりにこそ、区の予算をしっかり割くべきと言う考えは変わりません。

世田谷区長が実現すると言っている「誰でも、いつでも、何度でもPCR検査」とか「いつでも、どこでも、何度でもPCR検査」などと言う”トンデモ施策”に多額の税金を投入すべきではないと思っていますし、今回の世田谷区長の言う「社会的検査」、つまり「2ヶ月かけて全員を検査、一回こっきり、費用は公費で4億円」にも反対です。

解説。世田谷区長の目指すという「誰でも、いつでも、何度でもPCR」をすべきでない理由】(2020.08.08 桃野ブログ)

世田谷区が皆様の貴重な税金4億円をかけて、介護や保育従事者全てにPCR検査だって?】(2020.08.24 桃野ブログ)

桃野は視聴していませんが、今朝の日本テレビ「スッキリ」では、加藤浩次さんが「世田谷区の2万人PCR検査に猛反対」されていたとのこと。皆さんに情報を伝える媒体としてテレビはとても影響が大きいので、加藤さんからの冷静なご意見はとても有難いです。


本件とは関係ありませんが、ちなみに「スッキリ」は、桃野以前、”ブラック校則問題”で取り上げて頂きました。

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