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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2020-08-26

9/1(火)の企画総務委員会で議論開始!世田谷区の新たなPCR検査体制について。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日のブログも世田谷区長がやると言っている「区内の介護施設・保育施設での従事者全員、約2万3千人へのPCR検査」について。

参考ブログこちら↓

世田谷区が皆様の貴重な税金4億円をかけて、介護や保育従事者全てにPCR検査だって?】(2020.08.24 桃野ブログ)

区長記者会見以降、マスメディアを通じて「そんな検査は反対」の意見も報道されるようになってきました。例えばこちら。

本村健太郎氏、世田谷区長の独自PCR検査案に疑問「受け皿とかまで考えて今回の計画を立てられたのか?」】(2020.08.26 スポーツ報知)

・世田谷区の保坂展人区長が症状のない患者をピックアップしてクラスター(集団感染)を防ぐ目的のもと、区内の2万3000人を対象に1か月以上かけ、独自のPCR検査実施を目指すと明かしたことについて、出演の本村健太郎弁護士は「ただちに賛成という気にはなれないです」。

・自身も世田谷区民、「国や都との連携は本当に取れているのかが心配」、「これだけの数のPCR検査を一体、誰が、どこでやるのか。民間に検査自体は委託するらしいけど、いざ陽性の人がいっぱい出たら、結局は保健所の負担になっていくわけで。そういう受け皿とかまで考えて今回の計画を立てられたのかが非常に心配」と続けていた。

(抜粋、引用以上)

さて、桃野もこの間、様々なご意見やご質問をいただいていますが、中には「区長が議会を無視してこんな勝手なことができるのか?」との質問もありました。もちろん、議会を無視して区長がこの施策を実現できるわけではありません。

と言うことで、少し解説。

今回の新たなPCR検査は、今年度の当初予算には入っていなかった施策です。予算金額の小さな施策はさておき、通常、4億円もの新たな予算組みが必要な施策を、議会を通さずに区長が実施することはできません(専決処分という仕組みもありますが、それは本件のような場合に適用するのは不適切なので、今は横に置いておきます)。

ということで、区長がこれまで発表しているのは「議会がこの補正予算を認めたら実施します」ということ。

補正予算とは、今年度の当初予算成立後に発生した何らかの理由によって、新たに手当される予算のこと。簡単に言えば、突発的な事象が起きたときに、それに対応するために予算内容を変更するということですね。

では、これからどうなるのか。世田谷区議会の場合、補正予算を審議するのは「企画総務常任委員会」。次回の企画総務委員会は9月1日(火)の午前9時から開始ですが、そこで先ず区側から「次回の本会議で、この補正予算を議案審査してください」と、その内容とともに委員会にて報告されます。

よって、先ずは9月1日の企画総務委員会で、各委員からどんな意見、質問が出るかがこの議案の行く末を推し量る大切な要素になります。

そして、その後の日程などは、議会運営委員会での決定を経てということになりますが、予定では、この議案は9月15日に区長から世田谷区議会に提出。その後、9月18日(金)の10時から開催される企画総務委員会にて議案の賛否が諮られ、9月28日(月)の世田谷区議会本会議にて「企画総務委員会の出した結論を了とするか」の賛否が問われることになります。*これらの議会日程は「桃野による見通し」であり、確定したものではありません。

企画総務委員会はネット中継等ありませんので、本件に関心をお持ちの方は是非、世田谷区議会に足をお運び頂き、議論の様子を傍聴して頂きたく思います。各委員(議員)がどういう姿勢で本件に臨んでいるのか。

委員会室内での傍聴については、規則で人数の上限が定められていますが、別室での音声傍聴も含めれば、これまでの事例から想像して「満員で傍聴できない」ということは無いと思われます。

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