2011-02-23
桃の節句
つい先日まで、とても寒い日々が続いていました。
と思えば、来週からはもう3月。
厳しい寒さは華やかな季節の前ぶれ。
冬来たりなば、春遠からじ。
三月を指す弥生という言葉は「ますます生い茂る」の意味。
まさに春を迎える季節です。
そして春の華やかな行事と言えば桃の節句ですよね。
本来は3月の第一の巳の日に行われました。
上巳の節句ともいわれる所以です。
元々は、自分の厄を人形に移し、川に流して穢れを払う中国の習慣でした。
現代の日本でも、流し雛の風習が残る地域がありますよね。
厄払いがやがて、人形遊びである雛遊びに変わっていったのが桃の節句です。
(平安時代の貴族の宴、盃を川に流しながら歌を詠み、酒を飲む曲水の宴も雛祭りの原型といわれます)
現在では、厄払いの習慣が形を変えて、女の子の健やかな成長を願うお祭りとなりました。
雛祭りの1~2週間前には雛人形を飾り、宵節句か、当日には人形を愛でながら特別のごちそうを食べます。
祝い膳の定番である赤飯やちらし寿司だけでなく、同じ貝の貝殻同士がしっかりかみ合うハマグリを幸せな結婚に見立てて潮汁を食べたり、子孫繁栄や長寿、清廉、邪気を払うなどの意味がある菱餅、その菱餅を揚げた雛あられを食べる習慣は今でも広く各地に残っています。
桃の花が咲く季節の女の子のお祭り。
この季節にハマグリの潮汁をすすると、爽やかな春風が吹くような気がします。
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コメント2件
ありがとうございます!みんな大きくなりましたね。ここ何年かは、久しぶりに会う子供達の成長に驚くのが楽しみになりました。
いつも楽しく見ているぜぃ。
そろそろ桃絡みで来るかと思ったけど正攻法ネタで勉強になりました。
我が家では毎年、雛人形を飾るのが早くて片付けるのは遅い。
「お嫁に行くのが遅くなるよ!」
とは言われたもんだが、その方がいいや。できるだけいつまでもそばにいてくれたらなぁ。一時期はGWの直前に鎧兜と入れ替えて雛人形をしまっていたわぃ。
赤ん坊の頃は、私が練習中の時、桃夫人に面倒を見てもらっていたそんな娘がもう中学2年生…
そのセツはありがとうございました。今は額にできたニキビを気にしながらも後期末試験に向けて頑張っている。まだそんなにオヤジとして嫌われてはいないが、永くそばにいて欲しいものだ。それよりも気忙しい毎日でまだ雛人形を出してなかった。忘れるトコだったぜぃ。
まぁ風邪には気をつけて頑張って下さいませ。