教育長が辞任。保坂区長の教育行政に対する評価は世田谷区政史上最低ではないか。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
既報ですが、世田谷区の教育長が辞任し、後任についての同意が議会に諮られました。
◾️以下関連ブログです。
渡部理恵教育長は、令和7年つまり来年の11月30日までの任期を残し、任期途中での辞任です。
◾️以下、世田谷区のサイトから。
この間、保坂区長の言動が区の教育行政を混乱させ続けてきたことは事実。
直近では、区長が今の教育のあり方を激しく批判し「今こそ変わるべきだ」と様々なところで表明していることに対し、区教委幹部が議会で「世田谷区の学校はそんなところではない」と答える場面もありました。
◾️以下、動画でご覧ください。
上記の議会質疑でも桃野は述べていますが、保坂区長の「麹町中学校内申書事件」などの来し方を見ても、区長の教育観は特殊、一般的な区民の感覚とかけ離れていると思います。
そんな特殊な教育観をもつ区長と共に、世田谷区の教育行政を遂行するのは、真っ当な教育者であれば苦痛でしょう。そうしたことから、教育長は任期を大きく残しているにも関わらず辞任を決断したと思えてなりません。
そして区長が新たな教育長として据えようとしたのは、区職員(教員ではなく事務方)として区教委幹部の経験があるものの、既に役職定年となり、係長級職員として区役所内に配置されていた方。
議会での質疑から考えても、積極的に「適任だから選んだ」というより、急遽の教育長辞任に対して浅慮で対応したと感じる人事です。
本会議では、区長の新教育長人事に対して、自民党、我が会派(維無行)、風、参政党と20名の議員が反対する結果となりました。
可決はされたものの、人事案件でこれほどの議員の反対は異例です。保坂区長の教育行政に対する評価は世田谷区政史上最低とも言えるのではないでしょうか。
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