世田谷区では学校給食は無償化。子どもを社会で育てる、そして子育て中のご家庭を支援する趣旨の政策を、これからもどんどん進めていきたいと思います。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
学校給食無償化。これまで桃野は議会で強く区長に求めて来ました。以下、関連ブログです。
【世田谷区議会本会議。本日代表質問を行いました。「学校給食は恒久的に無償化を」区長に求めたその結果はいかに】(2023.09.20 桃野ブログ)
そして、先の予算委員会で区長がようやく”恒久的な学校給食無償化”を決断したところです。
昨日の世田谷区議会文教常任委員会では、今後の学校給食無償化(単年度で実施されていた給食無償化を継続)についての報告がありました。以下、その概要です。
◼️世田谷区における学校給食無償化について(区の報告資料より一部抜粋)
1)学校給食無償化の趣旨
・ 区は学校設置者として区立小・中学校の児童生徒を対象とした学校給食費完全無償化を実施する。
・区は完全無償化の実施について、 国が実施するまでの間とし、国に対しては、すべての義務教育諸学校の給食費無償化の早期実現について、特別区長会などを通じた申し入れを行っていく。
2)実施期間
令和6年4月から (令和5年4月からの継続実施)
3)対象
区立小・中学校に在籍する児童生徒の学校給食費
※所得制限は設けない。
4) 不登校特例校分教室「ねいろ」 への給食配送
家庭からの弁当持参をお願いしている 「ねいろ」 について、太子堂調理場から給食を配送し、無償化の対象とすることを検討。給食開始は、令和7年1月 (3学期)からを想定。又給食配送までの間、給食費無償化の対象となる他校との不均衡を考慮し、給食費相当額を令和6年4月からの登校日数に応じて支給することを検討。
5)「ほっとスクール」での対応
「ほっとスクール」に通室する児童・生徒については、 家庭からの弁当の持参をお願いしているが、 弁当用意にかかる負担軽減のため、 希望する家庭が民間事業者の弁当を注文できる仕組みを年度内に試行実施し、令和6年4月より実施することを検討。
6) アレルギー等による弁当持参者への支援
アレルギーや宗教上の理由により、日々家庭から弁当を持参している児童・生徒への対応として、令和6年度から給食費相当額 (食材費高騰による増額分を含む)を登校日数に応じて支給することを検討。
7) 都立特別支援学校等に通う児童生徒への支援
都立特別支援学校等に通う児童生徒の保護者負担を軽減するため、令和6年度から特別支援学校での給食費実費相当額を支給することを、対象を含め検討。
区の報告資料より一部抜粋、以上。
不登校特例校に通う子ども達や、アレルギー等で給食を食べずに弁当持参をしている子ども、特別支援学校等に通う子どもに対しても区立小中学校の給食無償化とバランスをとるような施策が検討されています。大変良いこと。
世田谷区では学校給食は無償化。子どもを社会で育てる、そして子育て中のご家庭を支援するという趣旨の政策を、これからもどんどん進めていきたいと思います。
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