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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2011-06-23

フェアな商業活動のために

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 本日(6月23日)の日経新聞に興味深い記事が掲載されていました。
 ”製薬、医師過剰接待「禁ず」”
 
 以下抜粋、要約。
 武田薬品工業、アステラス製薬、エーザイ等の製薬各社は、来年4月から医薬情報担当者(MR)による医師への接待に関する自主規制を強化する。
 飲食は一人あたり5000円を上限とし、ゴルフなどの遊興は原則禁止。
 世界的に、製薬会社の営業手法を規制する動きがあり、日本でも、製薬業界の自主規制団体「医療用医薬品製造販売業公正取引協議会」が8月をめどに具体的な基準をまとめる。
 とのこと。
 
 私にも、MRを仕事にしている友人がいます。
 本人の弁ではありませんが、話を聞くにつれ、医師への接待は大変だなと感じていました。
 食事、ゴルフ、スポーツでの接待、カラオケなどなど。
 深夜に及ぶもの、週末を使ったものも少なくないようです。
 交際費も少ない額ではないなと印象を持っていました。
 
 裏を返せば、非常に厳しい競争環境だということでしょう。
 しかしながら、この接待費用は、企業にとっては営業コスト。  
 このコストは最終的には消費者(多くの場合、患者さんという事になると思いますが)に転嫁されることになります。
 民間企業のビジネスの中で、お客様と胸襟を開いて話す、そのために酒食を共にするという場面は当然あるでしょう。
 しかしながら、一定のレベルを超えてしまうと、公正な経済活動の妨げになることも事実です。
 長らく、業界の慣習として行われている接待攻勢かと思いますが、業界自らが、改善に動き始めたことは評価に値します。
 こういったことに過ぎたお金を使わず、薬の品質や提供サービスで勝負する、接待ではなく、患者さんのためにコストが費やされますよう。
 
 そうあってほしいと切に願います。

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コメント1件

  • pluto より:

    MRについて、
    MRの営業問題を、ITを使ってMRの医薬品情報を提供して伸びているエムスリーという会社があります。サービス名は、MR君と言って50歳以下の医師の方であれば現在ほとんどご存知で、全医師の約60%は現在サービスを利用しています。従来のMR営業は個人的対応を嫌がる医師の方もいて、他社の営業情報をこのITサービスで利用される方が増えています。一般向けのサービスは、アスクドクターというサービス名で、ヤフーでは「からだ相談」というサービス名ですが、エムスリーのデータベースで動いているので、エムスリーというIT会社をご存知の方もいらっしゃると思います。このMR君は日本発のITサービスですが、アメリカでもこのMR君が現在伸びています。従来からのMR営業の問題もITで解決できる部分があります。

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