道路の不具合等に対してLINEで通報できる仕組みを。引き続き区に提言を続けます。今回の件もそうですが、高齢者の転倒事故は命の危険につながります。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
昨日の都市整備委員会にて、区から「歩行者の転倒事故の発生について」との報告がありました。
世田谷区内在住の男性Aさん(78歳)が、世田谷区が管理する区道で転倒し、大怪我を負ってしまいました。Aさんは、歩行中にL型側溝と汚水桝の間に出来た段差(約6cm)に躓き転倒、右頬骨骨折、右眼窩底骨折の大怪我です。
■事故発生現場の詳細図は以下(「相手方進行方向」がAさんの歩いていた方向です)
先ずは負傷をされたAさんの回復を心よりお祈り申し上げます。
多くの方にとっては意外なことかもしれませんが、区道などの管理が行き届いておらず負傷事故が起こるのは珍しいことではありません。こうした段差で転倒事故があったり、車が傷ついたりという事故が起きています。車止めポールがしっかりと設置されておらず、そこを通りかかった方が浮き上がっていた鋭利な部分と接触し、負傷するということもありました。
今回のAさんの件でも区は、今後の対応として「道路パトロール等を更に強化し、不具合箇所の早期発見に努めている。」としていますが、広い世田谷中をパトロールして回っても、区管理施設の全ての不具合を迅速に見つけ出すのは至難の業でしょう。言わずもがな、区職員のマンパワーは限られているのですから。
そこで、桃野が提案してきたのが、区民がLINEで手軽に不具合を通報できる仕組み。区民が日常生活の中で「ここ危ないな」と感じたら、写真に撮って区に通報する仕組みです。以下関連ブログ。
【これまで区に提言してきた「LINE通報」の仕組みがいよいよ始まります。先ずは公園から。次は道路へ。不具合や破損、危険箇所を見つけたら写真と共に送信】(2022.03.20 桃野ブログ)
上記関連ブログでも記しましたが、公園でのLINE通報については、今年度中に導入されることになっていますが、道路についてはまだ明確な開始時期について区側から明言はありません。
転倒事故などを防止するためにも、LINE通報の仕組みの早期開始を。
引き続き区に提言を続けていきます。前述のAさんの件もそうですが、高齢者の転倒事故は、大怪我、場合によっては命の危険につながります。
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