高松丸亀商店街。400年以上の歴史を持つ商店街ですが、近年ユニークな取り組みで注目されています
商業活性化の観点からの「まちづくり」について。
高松市にある高松丸亀商店会の取り組みについて学んできました。
高松丸亀商店街は江戸時代から400年以上の歴史を持つ商店街ですが、進取の気性に富み、近年ユニークな取り組みで注目を集めています。
その取り組みについて、高松丸亀町商店街振興組合理事長の古川康造さんにお話を伺いました。
高松丸亀商店街が目指したのは民間資本、民間主導によるまちづくり。
高松市内随一の商業エリアにある広域型商店街を、且つてない方式で活性化し、街の賑わいを創出しています。
ポイントは大きく二つ。
先ずは土地の所有権と使用権の分離。
地権者は、その土地を自らが出資した共同出資会社に差し出し、定期借地権付きの土地として再開発を行います。
これを、いわゆるデベロッパーと言われる開発事業者ではなく、自分たちの手で成し遂げたのです。
儲かっている商店も、商売が苦しい商店も、シャッターが下りたままになったしまった商店も全て含んで、再開発エリアとして生まれ変わらせることができました。未来を見据えた地域の人々の話し合いと知恵(配当の算出の方法等)のたまものと言えるのではないでしょうか。
次にまちづくりをマネージメントする会社を、これも自らでつくった事。
行政に任せることもなく、まちづくり会社を設立し、そこで働く社員は全国から公募をしました。
50名ほどの応募があり、7名の採用からスタートしたそうです。
(現在は12名の方が社員として働いています)
そして、まちづくり会社を中心に、行政の規制と戦いながら、様々なアイデアを実現しています。
・公道上に民間主導で休憩スペースを設置
・広場を整備し、毎週様々なイベントを開催
・建物と建物を結ぶ空中回廊を設置
・地域医療再生のため、大型病院と連携した診療所を商店街に設置
などなど
実際に、商店街通行量は年々増加傾向を示し、商店街内に開発した分譲住宅は「つくれば即完売」という状態だそうです。
斬新なアイデアについて、様々なお話を聞かせて頂きました。
さぞ全国から多くの方が学びに来ているだろうと思ったのですが、今回お話を伺った古川理事長曰く「話を聞きに来るのは行政ばかり、商店街からは来ない」とのこと。
妙手無くシャッター通りとなっている商店街、「現状維持」が精一杯と思っている商店街の方達こそ、是非このような事例に目を向けてもらいたいと感じます。私も情報発信に努めなければ!
議会改革を「チキンレース」と堂々と語ってしまう都議会自民党。なんとズレまっくった感覚よ。 6/14(月)からの区議会本会議。どの議員がどんな質問をするのか、質問項目をご覧いただけます。ご自身が関心を持っているテーマを扱う議員がいるかも。 世田谷区長の新型コロナ対策「社会的検査」。全くうまく行ってない施策を、さもうまく行っているかのように発信するのはやめた方が良い。 熱中症に注意が必要。一昨日、昨日と東京都内で搬送された方は200人を超えています。世田谷区内各地の「おやすみ処」ご活用ください。水も飲めます。 いかだの名前は「速すぎて見えません!(号)」に。そして、キャッチフレーズは・・・。子どもの発想はオモシロイ!
コメントを残す