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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2010-12-26

世田谷区の保育室

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 先日、ある保育園に伺い、園長先生や保護者会の方に勉強させて頂く機会を頂きました。
 保育園に伺っての、第一印象。
 「ここは温かい場所だ」
 
 最新の設備からは遠く及ばない建物。
 何か自分が子供のころ育った家みたい。
 子供達の笑顔は無邪気で明るい。
 働く皆さん、一緒にお会いした保護者の方、園長先生の志し。
 そして、保護者の方と園長先生との会話、距離感。
 ここは家庭だな、この方達は家族だなって思いました。 
 この保育園は「保育室」という制度の中で運営されています。
 認可保育所、認証保育所、保育ママなど様々な保育サービスの中の一つ。
 「保育室」は、0歳~2歳の低年齢児を預かり、定員は30名未満。
 園庭もない小規模な保育施設が大半です。
 民間企業が経営していることが多い認証保育所の保育料は月額平均6.4万円。対して保育室は月額4.5万円と低額。また認可園と比しての補助制度もあり、経済的に厳しい状況の家庭でも利用しやすくなっています。
 アンケートなどからも、利用者の満足度が高いことは明らかな「保育室」ですが、多くのご苦労をされながらの運営というのが実態のようです。
 
 ・財政面
  利用者が負担する保育料に対しては行政からの手厚い保護がある一方、保育室側の運営
  費用は公立認可の1/3。子供一人にかかる保育単価は公立認可で約23~42万円/月に対
  して、「保育室」は14万円程度。
  厳しい財政状況の中で一生懸命努力の運営がなされています。
 ・職員の待遇
  保育所職員の年収は全般的に恵まれているとは言えません。
  「よりよい保育のために」という志しが支えになっている方も多いでしょう。
  その中でも「保育室」は特に厳しい状況。年収300万円程度が水準のようです。
  優秀な保育士さんが生活不安から園を去っていく例も珍しくないようです。
 ・修繕費に対する苦労
  建物老朽化などで、定期的な修繕は必要になります。
  しかしながら制度上、経年積み立てが認めれていないため、大きな修繕が発生した際は
  予算不足に。
  関係者私費、有志カンパで修繕が行われることもあるようです。
  私がお伺いした「保育室」では保護者会が中心になって資金を集め、修繕をしたという例
  を紹介頂きました。
 ・「保育室」の状況を知ってほしい
  世田谷区内の保育施設は約160箇所。その中で「保育室」は17箇所。
  少数、小規模な「保育室」は認知度が低く、窮状を知る方、支持してくれる方が少ない
  ようです。
  今回お会いした方は、「保育室」のことだけをおっしゃっていたわけではありません。
  保育サービス全体をよりよくしていく中で、「保育室」の状況、メリットも知ってほしい
  との立場でした。
  多くの方に「保育室」の事を知っていただくことも大事なことだと思います。
 次の日、知人の紹介でお会いした方が、偶然に、その「保育室」に通われているお子さんとお母さんでした。
 「私、昨日、〇〇〇〇保育園に行ったんですよ」という話で盛り上がり、その方もその保育園の素晴らしさを力説されていました。
 びっくりの偶然。不思議な縁です。これも何かのご縁かと思いを強くした次第です。

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