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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2012-05-24

川場村の状況について。学校から保護者への説明に思う

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サラリーマンをやめて、世田谷区議会議員選挙に挑戦。
早いもので議員の任期がスタートして一年あまりが経ちました。
民間企業で働いていた時の常識が通じないことも多く、戸惑ったり、憤ったり、驚いたりの一年でしたが、今でも理解できないことがたくさん有ります。
その中の一つが「役人言葉」。
わざとなのか、そうでないのか。
それすら、よくわかりませんがとにかくわかりにくい。
最近もこんなことがありました。
委員会で、世田谷区の子ども達が移動教室で向かう川場村の除染について、区の担当所管から「川場は安全だ、子ども達の活動に何ら問題は無い」との話が繰り返し述べられたあとのことです。私は以下のような質問をしました。
(一部要約、抜粋です)
〈桃野の発言〉
「区としましては・・・」はよくわかった。
しかし放射能の問題に関しては専門家でも意見が分かれているし、一つの現実を見てもポジティブにとらえる人からネガティブにとらえる人まで幅が広い。
この問題に関心を持っている保護者の皆さんは、ずいぶん勉強されているし、放射能に関するリテラシーも高い。そういう中で個別に判断されるという状況だと思う。区が安全だと言っても「うちは行かせない」という家庭もある。
区のスタンスは説明を聞いてわかった。
しかし「2泊3日という時間だから安全だと判断した」「子どもが長く活動するところは除染したが全部はできない、通路もやっていない」そういった事も含めて保護者の皆さんが自分の気持ちに従って判断できるようにオープンに情報をだして頂きたい。
〈委員会に出席していた部長の答弁〉
移動教室については、先ほど申し上げた通り、実施する学校において丁寧にご説明させて頂くということをやっておりますので、今のお話については伺いたいと思います。
というやり取り。
区役所側の答弁は「伺いたい」ということでした。
その時の文脈や態度から「伺いたい」は「わかった」という意味と解釈し、それ以上の深追いはしませんでした。
しかし、川場の件を心配されている保護者の方からの話では、どうも学校での説明は上記内容にはなっていないようです。
さらに、それを受け、世田谷区役所の学務課の課長と話をしたところ「その委員会のやりとりは承知していない」とのこと。「伺いたい」とはいったいどういう意味だったのか。
言葉の意味の確認にとどまる話ではありません。

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