新型コロナウィルス感染症に関する情報。個人の特定につながらない一方で注意喚起のために必要な情報は積極公開を。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
今朝(6/9)の読売新聞に「新型コロナウィルスの感染者に関する情報公開を巡り、都内の自治体で対応が割れている」との記事が掲載されていました。
世田谷区議会、福祉保健委員会での理事者(区側)と議員の議論の様子も、臨場感あふれる様子で描かれていました。この委員会は桃野も傍聴(桃野は企画総務委員会所属)していましたが、記事にあるように区側ははぐらかしているように感じました。
以下記事より一部抜粋。
孤独死や院内感染が起きた世田谷区は、個別の事案や感染者に関する情報について、個人情報などを理由に一切公表してない。区議会にも非公開。
5月15日に開かれた世田谷区議会の福祉保健委員会では区内のPCR検査の結果を待っていた50代の男性が会社の寮で孤独死していたことについての質問があったが区は説明を拒んだ。
既に報道されているのに報告すらない。担当部署は「答えません」で済むのかとある区議は苛立ちを隠せない。男性は死後に陽性と判明。保健所の回線が3回線しかなく、男性が複数回電話してもつながらなかったとされている。
委員会で説明を求められた宮崎健二副区長は「(保坂展人)区長とも相談したが、報告すべきか見出してない」と理由をはぐらかした。
別の区議は「経緯を検証しなければ、保健所の態勢が十分だったのかなど区政をチェックする議会の役割を果たせない。守れる命も守れなくなる」と焦りを見せる。
(一部抜粋以上)
他にも、世田谷区は他の自治体に比べて、発生状況に関する情報公開も不足していることが記事で浮き彫りになっています。
足立区、葛飾区、江戸川区などなど。
個人の特定にはつながらないように配慮しながらも、発生状況を区民に知らしめ、感染予防につなげてもらおう、不安解消につなげようと情報発信している自治体があります。
桃野は明日、世田谷区議会本会議で代表質問です(6月10日、15時40分ごろ〜)が、その中で、「世田谷区は他自治体に比べて新型コロナウイルス感染症に関する情報公開に消極的だ。個人の特定につながらない一方で、感染への注意喚起のために必要な情報は積極的に公表すべきです」と取り上げる予定でした。
【来週より世田谷区議会本会議。桃野は会派を代表して「代表質問」です。6/10(水)の15:40~、ネット中継有ります】
上記記事、タイミングが良かった。明日の議会質問に向けての参考資料になります。
「民泊条例」世田谷区長は、当初案よりさらに「世田谷区内での民泊推進」とする条例案を議会に提出。さて議決の結果は? 世田谷区の危機管理はそれでいいのか。世田谷保健所がファックスを誤送信し新型コロナで自宅療養中の38人分の氏名や住所、連絡先などが流出。 今日は「せいじょう地域文化祭」。地域の皆さんと一緒にお祭りを盛り上げられたのではないかな。子どもたちの笑顔がたくさん見られたのも楽しかった! 区長や区職員は必ずしも区民では無い。一方、区議会議員は区民の代表として世田谷区(行政)と健全に対峙する立場です。 「人と公共交通優先型のまちづくり」「歩いて楽しい暮らし」引き続き、京都市の取り組みも参考に政策提言を続けます。
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