朝食と学力の関係
人々が幸せに暮らしていくために、食が果たす役割は大きい。
健康の維持に、コミュニケーションの活性化に、外食やホームパーティーは楽しいレジャーに。
ただ食べるだけでは無く、食が担う様々な役割に注目が集まる時代になってきました。
そして、教育との関係も。
子供達が健やかに育つためにも食事は大事ですよね。
規則正しい食事、適切な運動、十分な睡眠。
子供たちに習慣づけたい事柄です。
食事を含む生活習慣の乱れは、学習意欲を低下させるのでしょうか。
朝食の摂取と学力調査の平均正答率には一定の関係があるようです。
文部科学省が平成21年に調査した「全国学力・学習状況調査」によると、毎日朝食を食べる子供ほど、学力調査の平均正答率が高いという結果になっています。
以下「朝食を毎日食べている子供」と「全く食べていない子供」の平均正答率を比べた結果です。
【小学校6年生】
国語A 朝食を食べる子供71.3% 朝食を食べない子供53.2%
国語B 朝食を食べる子供52.0% 朝食を食べない子供34.2%
算数A 朝食を食べる子供80.0% 朝食を食べない子供63.2%
算数B 朝食を食べる子供56.3% 朝食を食べない子供38.7%
【中学校3年生】
国語A 朝食を食べる子供79.1% 朝食を食べない子供65.0%
国語B 朝食を食べる子供77.1% 朝食を食べない子供58.2%
数学A 朝食を食べる子供65.8% 朝食を食べない子供46.8%
数学B 朝食を食べる子供60.1% 朝食を食べない子供40.3%
朝食に限らず、規則正しく食事を摂る。
自らの食事内容には注意をはらう。
そのような生活態度が学習意欲を高めるのではないかと思います。
子供にとっても、大人にとっても、大事なことです。
コメント5件
コメントありがとうございます。最近は午前中に軽い食事を出す小学校もあるとききます。あくまで緊急措置としてとらえないといけないと思いますが。それほど朝食抜きの子供が多い実態もあるということなんです。子供の健やかな成長の為に家庭の食事が背負う責任は大きいです。
ご飯と焼き魚と味噌汁。そんな朝食のスタイルはもはや存在しなくなってきている印象ですが、何はともあれ「朝、何かすら口にする」ことの大切さは誰もが実感するところ。
自らも毎日それだけは実践することを心掛けています。
食はとても重要ですね。子供の朝食摂取の報告は知っていました。私も朝食を摂らないと仕事で集中ができないタイプです。先日長寿の方の「食事」についてTVでやっていましたが、食べたい物を摂る。量は少なくてもとにかく7種類を食べるそうです。例えばご飯、梅干し、白菜漬物、ハム、玉子、味噌汁(味噌)味噌汁の具 これで7品。パン食なら、パン、バター、ジャム、ハム、玉子、コーヒー、みかん。こんなものでした。魚を摂らなければいけない、とかではなく、佃煮でもバターでも沢庵ひときれ、ふりかけをかけても1品、と数えるそうです。一口づつでもいいそうですよ。最近はこれを実践してます。要は食をどれだけ楽しむかなんでしょうね。それを子供たちに伝えるのは「親」なんでしょうね。「食育」大切ですね。
正答率の違い、興味深く拝見しました。
現在小学生と接することが多い仕事をして
いますが、子供たちに聞いてみると、朝食は
クッキー数枚や、お菓子パン一つなどと言います。そして、勉強はもちろん、体を動かすこと
すら面倒がる子供がたくさんいます。
このことも、食生活が大きく影響しているような
気がしてなりません。
育ち盛りの子供には、例え本人たちが嫌がっても
バランスの取れた朝食を与えることが大人の責任
であり、しつけなのかもしれませんね。
子供ができたときの参考にさせていただきます。
桃野さん、ジャカルタから応援しています!
朝食と学力の関係。私も新聞に穴があくほどよみいってしまいました。
自分が親元にいた時は、朝も一汁三菜が食卓にならんでいたのに。同じことが我が子にできているか。確かに勉強ができたとは言いませんが、授業中眠くなるようなことはありませんでした。
朝ごはん時にも、食事前に一仕事している祖父母を指し、働いている人より先に食事に手をつけてはいけない!と毎日言い聞かせられました。
同じ事が自分もできているか。
我が家の食卓を省みて、せめて一種類でも多くお野菜を加えようと心に誓いました。
完璧な親などなれそうにありませんが、せめて自分が親にして貰ったことは伝えていきたいですね。