ニュージーランド大使杯
2010年12月5日(日)は、抜けるような青空に恵まれました。
いかにも好天吉日の稲城市中央公園総合グランド。
伝統と格式あるクラブラガーの大舞台、ニュージーランド大使杯が行われました。
ニュージーランド大使杯は、今年で18回目。
1992年からの伝統を誇ります。
三多摩リーグ代表と首都リーグ代表が、各リーグのプライドをかけて、毎年12月に賜杯を争うビックイベント。
私は光栄なことに、2年連続「首都リーグ代表」のキャプテンを務めさせていただきました。
昨年も代表キャプテンとしてチームを率いて戦いましたが、力及ばず。22-46の敗戦。
イアン・ケネディ駐日ニュージーランド大使からカップを賜る三多摩リーグ佐藤キャプテンに拍手を送りました。そんな昨年の大会。
「今年こそ!」と臨んだ2010年。
首都リーグメンバーは昨年に輪をかけてよいメンバー、スタッフがそろいました。
本当に心強い仲間です。
14:00キックオフ。
キックオフ直後にPGで3点を先取したものの、その後は両チーム固い防御で、得点は動かず。
終始緊張感が続き、好タックルが連続してみられる良い試合となりました。
観戦のみなさんも見ごたえがあったのではないでしょうか。
前半は8-10のロースコアで折りかえし。
ハーフタイムに若干の確認、意識共有をおこなって、あとは気持ち。
「もっと声を出そう」、「身体張ろう」サークルの中から口々に言葉が出てきます。
後半スタート。
後半もよい試合が続きます。
首都リーグ代表のFWはセットプレー、モールで強いプレッシャーをかけることに成功しました。
BKは、SOの長短組み合わせたパス、キックにスピードのあるバックスがかみ合い、集中力が高まっていきます。
後半残り1分。24-22。2点リード。
「このまま、いける」と感じた一瞬の心のすき。
三多摩リーグ、右オープンの素早い展開から俊足のFBがライン際を駆け抜けトライ。
24-29。
ほぼ試合終了間近というところでトライを許し、逆転されてしまいました。
万事休す・・・
観客の方にはそう考えた方もいらっしゃったかもしれません。
でも更にドラマが待っていました。
首都リーグ、チーム一丸の気力。この1プレーにかける。
試合終了の笛がなるまで、集中力と闘争心を持ち続けました。
クレバーなリスタートから、ゲームを切らせず、執念の攻撃。
怒涛のラッシュ。15人の気持ちが一体となってポスト下になだれ込む。
トライの笛。
ラストワンプレーで再逆転。
31-29。
歓喜のノーサイド。
選手、スタッフともに、両手を空に突き上げる歓喜の瞬間でした。
スタンドの多くの方もスタンディングオベーション。
閉会式では、今年の主賓、ロバート・C・ヴァンレントNZ空軍大佐から「Fantastic!nice game」の言葉とともにカップをいただきました。うれしかったー!
首都リーグ一丸の勝利。
みんなありがとう!
そして、フェアプレーで素晴らしい戦いを繰り広げてくれた、三多摩リーグの皆さん。
ありがとうございます!来年も切磋琢磨。良い試合にしましょう!
コメント4件
シニアチームで参加しましたが昨年より感激
やはり3縦の勝利momonoのキャプテン芯敬服します。
昨年に比べ確実に参加した我がチームのメンバーは歳を重ねて要るのに衰えていないと言うことですか!?日ごろの精進の賜物ですね!
全員で勝ち取った勝利だね。素晴らしい!読んでるだけで感動しました。本当におめでとう。写真もいい顔してるね~。これからも頑張って!
当日観戦させていただきました。ラグビーというスポーツの素晴らしさを改めて知らされた感動の試合でした。ラグビーは荒っぽい格闘技のようなイメージがあり、世の中(特に女性や子供)が理解するには難しいスポーツです。しかしながら明治維新で日本に入って来た中で野球の次に古いという歴史があります。イギリスで発祥したスポーツはサッカー、ゴルフなどがありますが、何故最初に受け入れられ、今も連面と続けられているのか?それはラグビーというスポーツは激しいだけに「フェアプレー」を常に問われるからです。イギリスに「騎士道」があり、日本には「武士道」があります。明治の頃の日本人に受け入れられ、今も続くのはその精神があるからではないでしょうか?代表チームのキャプテンを2年任された桃野氏はその「フェアプレー」をよく知る人物。政治を任せるにこれ程安心なことはありません。応援します!
久しぶりに大興奮で最後の最後まで観戦しました。
タックル、タックルですごく大変そうでした。
でも最後まであきらめないと、こんなに素晴らしいご褒美があるんですね。
あの劇的な最後はとても励みになりました。
キャプテンお疲れ様でした。