他国からの武力攻撃や大規模テロなどの際、世田谷区は要支援者に対して何ができるか。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
ゴールデンウィーク(春の大型連休)ですね。
SNSを眺めていると、旅行やBBQなど楽しい休日を過ごしている友人も多数で、桃野も横から目の保養をさせていただいています。
さて、そんなゴールデンウィークの最中の嫌なニュースといえば、先日のこちら(リンクはNHKニュースより)。
北朝鮮が29日朝、西部のピョンアン(平安)南道から弾道ミサイル1発を発射しました。(ミサイルは空中で爆発し失敗したとみられている)
米空母「カール・ビンソン」が日本海周辺に展開し、北朝鮮に軍事的圧力をかけている最中でもあり、日本海周辺の軍事的緊張が高まっている状況と言えるでしょう。
米軍による実力行使、北朝鮮の「窮鼠猫かみ」も起こりえます。米国の同盟国である日本に向けて北朝鮮がミサイルを発射する可能性だって、当然排除できない。
ということで、ここ数日、メディアでも報道が続く「Jアラート」。
正式には「全国瞬時警報システム」と言います。
Jアラートは他国からのミサイル攻撃だけでなく、災害、大規模テロ、空からの攻撃(空襲)などが起きた場合に、サイレンや放送によって国民に緊急情報を伝達するシステムで、2007年から運用がなされています。
内閣官房の「国民保護ポータルサイト」には、サイレンがなった場合の対処法などが示されていますから、一度、目を通しておくのが良いと思います。
例えば、ミサイルが発射された場合は急ぎ屋内へ避難すること。できれば窓のない部屋、特に地下街など、堅牢な建物への避難が促されています。
とはいえ、北朝鮮でミサイルが発射された場合、日本に着弾するまでの時間は、わずか数分らしい。
(先日、石破茂元防衛大臣はビートたけしのTVタックルで7分と言ってました)
日頃から「万が一の場合」の心構えがなければ適切な行動はとれないでしょう。
加えて、弱い立場の方をどう守っていくのか。自治体としては、これも大きな課題です。
世田谷区では現在、災害時の「要支援者避難支援プラン」を策定していますが、加えて他国からの武力攻撃や大規模テロなどの際、要支援者に対して何ができるか。
これについては、世田谷区では未だ本格的な議論が行われていません。
急ぎ取り組まなければいけない大きな課題だと、この機に再認識しています。
※要支援者=高齢者、障がい者、乳幼児、妊産婦、外国人など。
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