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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2019-03-10

地元町内会の防災訓練へ。桃野はスタンドパイプ初体験。使い方も構造もシンプル。コンパクトで扱いやすくて良い!

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今日は、地元町内会主催の防災訓練へ。
参加してくださった東京消防庁の方(消防士さん)もおっしゃっていましたが、訓練は繰り返しやっておいて、いざという時に適切な行動が取れるかどうか。非常時は、頭でわかっていても体がそのように動くとは限りませんよね。「もうわかっているから」と訓練に参加しないのでは、やはり心配です。
桃野は議会で、これまで何度も災害対策について取り上げ、政策提言も行ってきました。でもそれだけでは実際の役には立ちませんよね。実際に地元の皆さんとの訓練には毎回参加しています。年に一回のことですし。
今日の訓練では「いざという時に取るべき行動」の説明を受けたり、体験をしたりで4メニューを実施しました。主催者側に聞くと80名弱の方が訓練に参加されたようです。
まずは煙体験。煙が充満し何も見えない状態の中でいかに危険な場所(室内を想定)から脱出するか。
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煙は上へ上へと移動しますから視界を得るためになるべく腰を落とし、目線を下げる。
口と鼻は煙を吸わないように抑える。濡れたハンカチがベスト、なければ洋服の袖を使って。
一方の手は口へ。もう一方の手で壁に触れながら進む(見えないので)。
壁に触れながら進む際、進むに連れ、壁の温度が高くなっていれば火元に近づいているということなので、逆方向へ逃げる。
■煙体験室から無事脱出!
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■続いて消火器を使って消火訓練。
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この手の消火器で使用できるのは30秒から40秒ほどだそう。
効率よく火の勢いを弱めることを意識。火元を箒で履くように左右左右に消化液をかけるのがコツとのこと。
一人で対応すると効率が悪いので、一つの火元に複数の人間が消火器を向けられると良いそうです。
大きな火は、この程度の消火器では消えないので、火の勢いを弱めて外に逃げ出す、命を守るための使用と考えてるべきとのこと。
ちなみに家庭用の小さな消火器は使用できるの時間は15秒から20秒だそうです。
■次にAED
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先ずは倒れている人に声をかけて意識の確認。
周囲の人に指示(あなた119番してください、あなたAED持ってきてください)を出す。
胸骨圧迫(心臓マッサージ)を行う。
AEDが到着すればスイッチを入れて、流れる音声通りに対応。
倒れている人が貴金属や金属がついた下着をつけている場合は、AEDのパッドに触れないように気をつける。
救急車が到着するまで胸骨圧迫は続ける。
■スタンドパイプ
スタンドパイプは水道管(消火栓)に直結して使う消火装置です。桃野は初体験でしたが、いい経験になりました。これは簡単でいいですね。構造も単純だから不具合発生のリスクも低そう。コンパクトで場所も取りません。桃野の地元では町内会で一台購入しております。
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まずは消火栓の蓋を開けなければいけませんが、これも少しコツが必要です。
いつも車に踏まれるなどして、強く蓋がしまっているので、まず蓋の淵についている小さな穴(2つあります)に、専用の棒を入れてテコの原理で少し蓋を浮かす。
次に、棒を持ち上げるための大きな引っ掛け穴に棒を差し込んで手前に引くように蓋を穴から外す。
蓋が持ち上がったら蓋の周囲をぐるっと歩くようにして完全に蓋をあける。
■うまくいきました!
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■消火栓が姿を現します。丸い穴にスタンドパイプを差し込み、四角い突起には蓋を外した時に使った棒の四角部分をあてがい、時計回りにして消火栓をゆっくり開きます。開く際にはホースを持っている人にしっかりと伝えること。
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■こちらもうまくいきました!
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■こちらは訓練でよく見る「D型ポンプ」
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こちらもスタンドパイプと同じように消火に使います。従来型の機械ですね。使用の際は水を溜めなければいけませんが、逆に水道管が使えないような状況になっても川の水などで対応できます。
今回、D 型ポンプを使った訓練も予定されていましたが、直前でトラブル発生。水が上手に汲み上がらず訓練中止となりました。
D型ポンプは、平素町内会の防災倉庫で管理しているのですが、今回の故障は区に伝えて急ぎ修理するとのこと。いざという時に不具合が起きないようにという意味でも訓練でチェックできて良かった。
最後に炊き出し訓練も兼ねて準備されたカレーとご飯を頂いて終了。
そんなことで今日も大変良い勉強になりました。
首都直下地震は必ずやってきます。各自が自覚を持って準備をしておかなければ。大災害時には消防車も救急車も自分の元に来てくれるとは限りません。先ずは自分で自分の身を守ること。次に周囲の人と力を合わせて生き延びること。そのためにも、多くの方に防災訓練には参加頂きたいと思います。
 

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