配達が命を救う例も
昨日(30日)公表された人口推計。
今後も少子高齢化が進むとの見通しです。
65歳以上の高齢者1人を支える現役世代は2010年で2.8人ですが、2060年には1.3人。
高齢者福祉の在り方についても、アイデアを絞って、時代にあったものにしていかなければなりません。
もちろん、世田谷区においても様々、高齢者向けの福祉サービスが提供されています。
その中の一つ「配食サービス」をご存知でしょうか。
毎日の食事づくりや買物が困難な、65歳以上のひとりぐらしや、高齢者のみ世帯の方の自宅に食事をお届けするサービスです。
1食(夕食)、ないし2食(昼食、夕食)をお届けすると同時に、安否の確認をします。
利用者にご負担いただくのは、1食 500円。
食事を届けても応答が無く、警察と共に鍵を開けて家の中に入り、体調を崩されている方を発見するという実例もあるようです。
また、食事をしに来ていただく「会食サービス」もあります。
こちらは、65歳以上のひとりぐらしの方に、食事をしながら、地域との交流をはかっていただくサービス。
利用者には、地区会館などの施設までお越しいただき、他の高齢者と共に食事を召しあがっていただきます。
会食の頻度は月1回~週1回(地域によって異なる)
利用者にご負担いただくのは、1食 400円です。
こういったサービスはとても大事。
一方、コストに見合う収入が得られず、事業として成り立ちづらいのも事実。
だからこそ、区などの公共部門が補助金などを入れて支えています。
これからも、高齢者向け福祉へのニーズはどんどんと高まって行くでしょう。
民間の力も生かしながら、どのようにサービス提供を行っていくか。
配食サービス等についても、現場を見て、利用者の皆様の声を聞きながらしっかりと考え行きたいと思います。
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