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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2012-01-02

石巻VOICE 街の中から見える未来。

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「石巻VOICE vol.1」を頂きました。
ISHINOMAKI2.0という活動の一環で発行されているフリーパーパーです。
新聞や雑誌で見る、「悲惨さ」や「美談」ではない、石巻の人達の日常をみる思いで読みました。
一部ですが抜粋、ご紹介します。
【ラッパー 楽団一人】
実は僕、そんなに石巻好きじゃなかったんです。(中略)
そんなに好きな街じゃないけど、何かこみあげてくるものがあるじゃないですか。
それで、それで今は新しく遊び場がつくれるんじゃないかとか考えたりしています。
ボランティアの人たちがつくったものをみて「地元じゃない人たちがここまでできるなら、自分たちにもできる」と気づいたんです。
【石巻日日新聞社報道部記者 水沼幸三】
(地震後)四日目で初めて出社した時に「手書きの壁新聞を作って自分たちで貼りに行く」っていうのを聞いて、ちょっと驚いて「恥ずかしいなぁ・・・」って思ったんです。
河北新報や全国紙が新聞を印刷している中で(輪転機が浸水したため印刷できない)うちだけは手書きの壁新聞しか出せないっていうのが悔しくて、悔しくて、恥ずかしくて・・・(中略)
とは言っても、我々は地域の人に生かされてきた新聞社ですからね。
地元の新聞と謳っている以上、いざという時にこそ、何かしらのかたちで還元できないと「何のための新聞社だ?」ってことになると思うんです。
 【株式会社石巻津田水産・津田鮮魚店 津田祐樹】
これまでは、古い慣習のようなものの崩しようがなかったけど、今の状況は新しいスタンダードをつくるチャンスです。
若い人が活躍する石巻をつくれるかもしれない。
ただ、そういう希望と同時に、このままグダグダしてたら元に戻ってしまうという危機感も持っていることも事実です。
 【石巻市立鹿妻小学校四年生 矢口悠月】
ぼくはしょうらい人を助ける仕事がしたいです。
なぜなら、こまっていても助けられない人がいっぱいいるからです。
ぼくは、しょうらい弁護士になってそういう人を助けられればいいと思います。
震災後、石巻でおきている様々なこと。
石巻で生まれ育った方、そうでない方。
何を思い、どういう生き方をしているのか。
街の中から見える未来。
市井の人々の声から見える未来。
そういうものを感じることができた気がします。
ISHINOMAKI2.0
http://ishinomaki2.com

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