世田谷区役所で、ある区民が納税した23,000円が紛失!同じ職場で昨年9月には52,000円超の切手も無くなっています。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
世田谷区議会は予算特別委員会の会期中。
今日は文教委員会所管質疑で、桃野は区立小学校における新しい「ボールゲーム」(オノタケ式ボールゲーム)の普及をテーマに質疑を行いました。
今日は、その件についてブログでご報告するつもりだったのですが、急遽別の案件が。。。
予算特別委員会終了後、臨時で「区民生活常任委員会」が開かれまして、そこで「区民窓口で収納したお金がなくなった」と報告がありました。区側は紛失の可能性もある、としていますが「役所の職員がお金を盗んだのではないか」との疑念を強く感じる状況です。
経緯は以下。
・平成30年1月29日に、玉川総合支所区民課区民係で、23,000円の納税をした区民Aさん。
・2月27日、Aさんの元に払ったはずの税金の「督促状」が届きます。
・Aさんが世田谷区役所の納税課に問い合わせたところ、役所では、Aさんの税を収納した形跡がなかった。
・Aさんの手元には真正の収納領収印をついた領収書がある。
・玉川総合支所では、紛失の可能性も考え、執務室内を捜索したがAさんの収めた税金は発見できなかった。
・玉川総合支所は、3月1日に警察に相談し、引き続き紛失物を捜索したが発見できず。
・区は、3月16日に警察に被害届けを出した。
■こちらは本日の区民生活常任委員会で配布された資料
実は、この同じ職場では、昨年の9月に5万円超もの切手がなくなるという事件も起きています。
こちら参照→【盗難?紛失?役所の執務室内で「高額切手」が行方不明に。果たして真相は究明されるのか】
昨年9月からは人事異動の季節もまたいでいないので、同じメンバーの同じ職場でまた重大事件が起きたことになります。
しかし区は、なぜもっと早く議会に報告できなかったのでしょう。庁内では「事故報告」は2月27日の直後に速やかに共有されていたはずです。こうしたことが明らかになれば予算特別委員会で当然、質疑の対象にもなりますから、議会から区側に様々、本件について質していく機会が奪われたとも言えるわけです。
そして本件では、Aさんは誰がお金を受け取ったか、その顔を見ていますから、玉川総合支所区民課区民係職員の顔写真一覧でも見せれば、容易に「容疑者」は特定できるのではないかと思うのですが、区側はAさんの記憶が曖昧で、どんな職員が対応したかがわからないとしています(写真見せるまではしてないんでしょうね)
何れにしても郵券に続いて現金の紛失。警察もきちっと捜査をしてくれるでしょうから、早晩事件の全容は明らかになるのではないかと思います。
区民の信頼を裏切る世田谷区役所の不祥事。
本日の区民生活常任委員会で区側から示された「再発防止策」は、とてもとても再発防止策と言えるものではありませんでした。桃野は委員会の中で具体的な対策について申し上げましたが、世田谷区役所、速やかに抜本的な対策が必要です。
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