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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2018-03-05

野川で清掃活動をしていると、なぜ水辺に生理用品が落ちているのか?

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今日の世田谷は、朝の駅頭活動の際に、すこーし雨がぱらついていましたが、昼前ぐらいから本格的な雨に。
暖かい中、しとしとと降るまさに春雨ですね。
この程度の雨なら、良いのですが、これから春が過ぎ、夏を迎えると心配なのが夏の集中豪雨。近年、世田谷でも床上浸水などの被害が起きています。
豪雨対策は、区民の安全・安心に関わる大きな問題だということについては、これまでも議会で取り上げてきましたが(過去ブログ参照下さい)、今日は、時に豪雨は、環境汚染を引き起こしているという話をお伝えいたします。
今日のブログは桃野の区議会一般質問から。
環境を守るには、先ず汚れた水が、街にあふれないこと。すなわち下水が下水処理施設にしっかりと流れていくことが前提になります。
では「下水」とは何でしょうか。
家庭や工場などから出る「汚水」と、空から降ってくる「雨水」を併せて「下水」と呼び、下水の排除方式には「合流式」と「分流式」があります。
「分流式」は汚水を下水処理施設である水再生センターへ運び、雨水はそのまま川や海へ流す方式。汚水は浄化が必要だけど、雨水はそんなに汚れてないので、浄化する必要ないよね。そのまま川や海に流しましょうということですね。
一方、「合流式」は雨水と汚水を一つの下水管に集めて水再生センターまで運ぶ方式です。こちらは管を一つ地中に通せば良いので整備の手間がかからないことから、元々は合流式が一般的な方式。
しかしこの合流式では水再生センターでの処理が追いつかない程の強い雨が降ると、汚水と雨水が一体となった下水が、河川沿いの吐け口などから河川や海に放流される仕組みになっています。
つまり下水道が合流式になっていれば、豪雨の際には、区内を流れる野川や多摩川などに、家庭などから出る汚水が放流されているということ。
多摩川、野川流域周辺を見ると、世田谷区内では、分流式になっていますが、狛江市、調布市など河川沿いの多くの自治体では合流式。中でも狛江市では一部、合流式下水道から世田谷区内に汚水の放流が行われています。
私は定期的に地元の皆さんと野川の清掃活動を行なっていますが、その際、どこからやってきたものかはわかりませんが、水辺に乾燥してゴミとなった生理用品を見かけたこともあります。
川はつながっていますから、世田谷区内だけが分流式になっていても、環境保全に効果的とは言えません。
野川や多摩川では、豪雨の次の日(だいたい次の日は良い天気になるので)に、川の中で遊んでいる子ども達を見かけることがありますが、正直、桃野はそんな時の川遊びはお勧めできません。
先の区議会一般質問で桃野は、こうした事実を挙げ「世田谷区は、河川沿いにある他自治体に対して関連施設の整備を促すなど、河川に汚水を放流することのないよう取り組みを求めるべき」と取り上げました。
区側からの答弁は概略以下。
野川等の流域にある多摩地域の下水道は合流式下水道で、雨天時には流量が増えるため、処理できない汚水の混じった雨水が川に放流される。
区ではこれまで野川の合流式下水道の改善について、野川・仙川流域自治体により構成される「野川・仙川改修促進期成同盟」を通じ、毎年東京都に対して改善の要望を行っている。
狛江市の合流式下水道の野川への放流問題については、区はこれまで狛江市と協議を行ってきた。狛江市では放流量の低減のため、雨水浸透施設の整備など、様々な対策による改善を進めている。
簡単に言うと「区も課題だと捉えており、他自治体や東京都に働きかけている 」と言う答弁ですね。
下水道は分流式で整備を。
区民の安全、安心はもとより、野川や多摩川の水辺の心地よさ、魚や鳥たちが豊かに暮らす自然環境を守るためにも、早々に施策実現が望まれる課題です。
そして、未だ解決に向けて時間がかかる課題なら、現状についての区民周知が必要ではないかとも思います。(子どもたち、多分、何も知らずに遊んでるのだと思うし・・・)
質問の様子は区議会のホームページから動画でご覧いただけます。
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