エリート官僚のスゴイ家(エコハウス)
世田谷区議会、環境・エネルギー問題対策特別委員会主催の勉強会にて。
慶應義塾大学環境情報学部教授の小林光さんをお招きし、お話を伺いました。
小林光さんは、1949年東京生まれ。
慶応義塾大学経済学部卒業後、1973年環境庁(当時)に入庁。
環境事務次官を最後に退官されたあと、慶應義塾大学で教鞭をとっておられます。
小林さんは、環境省時代、かの京都議定書の国際交渉を担当、地球温暖化対策推進法の国会提出などを担当した実務家です。
一方、小林さんの「すごい自宅」が注目され、メディアに登場することも多い。
「すごい自宅」と言っても、「エリート官僚の豪邸」ではありません。
”究極のエコハウス”と言った見出しで登場する省エネ住宅です。
小林さんの自宅(=羽根木エコハウス)は、30を超える”エコへの取り組み”が施されています。
例えば節電、節水、省エネで。
・太陽光発電
・太陽熱給湯
・地下室など冷気利用
・風力発電
・薪ストーブ
・調光装置&人感センサー自動消灯スイッチ
・インバーター照明&LED電球
・可動庇
・壁面緑化、屋上緑化
・雨水利用
など
例えば化学物質汚染を減らす取り組みで。
・ノンホルム接着剤
・天然防蟻材
・ノンフロン冷蔵庫
など
羽根木エコハウスの二酸化炭素排出量は、建て替え前に比べて削減率マイナス50.5%。
建築費用は通常の建て替えに比べてプラス15%。
建築費用のプラス分は電気代、水道代などの節約分で、35年間でペイする計算だそうです。
(金利、修繕費は考慮に入れず)
元環境事務次官がこういう家を建てるんだと興味深い。(もちろん自費で)
アロハシャツやサンダルで勤務OKのスーパークールビズを取り入れた環境省。
草食系どころか、イケイケでとんがった人が多いのかもしれません。
ちなみに勉強会は、エコハウスだけではなく、京都議定書、COP17など幅広い内容でした。
念のため。
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