人口減少都市における市街地活性化策。函館市は市街地中心部に「公共公益機能を持つ施設」の配置を進めています。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
昨日までご報告してきた区民生活常任委員会での視察。3日目は函館へ。今回の委員会視察の最終目的地です。テーマは「中心市街地活性化」。
函館市では人口減少時代への対応として都市機能の集約化、公共交通の充実などを主要施策に掲げ「コンパクトな街づくり」を進めています。青森市でも近い話を伺ってきましたが、函館市でも賑わいを創出する取り組みの一環として公共公益機能を持つ施設の市街地への配置を進めているとのこと。例えば。
・Gスクエア
(市民が自由に利用出来るフリースペース、有料のイベントスペース、キッチンスペース、多目的ホールなどを持つ市民交流施設)
・はこだてキッズプラザ
(子育て相談、子どもたち向けワークショップ、託児室、子どもたちの遊び場、などの機能をもつ施設)
・はこだてみらい館
(シアターや子どもたちのものづくり空間などを配置して、子どもたちの科学への関心を高める、などの機能を持つ施設)
そして、北海道新幹線の新青森駅ー新函館北斗間が2016年3月26日に開業、新函館北斗から函館駅までは約20分と、本州からのアクセスも飛躍的に便利になりましたので、観光客を中心市街地に呼び込むための取り組みにも熱心です。
函館は19世紀半ばから横浜、長崎と並んで国際貿易港として栄えた街で、教会群、外国公館などをはじめ古く美しい建物が多く残っています。幕末ファンであれば、土方歳三、榎本武揚、五稜郭、箱館戦争。そして全国的な知名度はイマイチかもしれませんが、我が母校である同志社大学の前身、同志社英学校の創始者、新島襄ゆかりの地でもあります。
そんな資源を生かすべく、観光客に対する案内情報機能の充実、安全安心な歩行空間の確保、美しい景観づくりへの取り組むなど、さらなる誘客への取り組みも行われていました。
■市街地を網羅的に走っている市電は便利。一日フリーパスも600円で用意されています。

箱館市役所での話では、学校を卒業した若者が函館で就労してもらえる環境づくり(雇用の創出)に課題があるとのこと。今後、北海道新幹線が札幌まで延伸される予定でもあり、それを産業振興にどう繋げていくかは行政としても知恵の出しどころでしょう。美しい街並みを持つ函館は、暮らす、訪れる、何れにしても魅力のある街として更に人を呼び込める可能性があるように思います。
街の顔として「住宅地」の面が大きな部分を占める世田谷においても、緑と水に癒される空間、歴史的な建物、などをテコに更に魅力ある生活空間を創出していけるのでないかな。先ずはコンパクトなところで「世田谷線沿線におけるデザイン性の高い景観の創出」なんかどうだろう。アイデアを絞らねば。
■こちら函館市内で見かけた回送中の路線バス。腰が低い・・・


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