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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2017-07-06

こんなことが許されたら、権力側にとって都合の悪い文書は隠そうが、廃棄しようが、やりたい放題となってしまう。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
東京都議会議員選挙で自民党が惨敗。
自民党政権のトップである安倍首相自らが敗戦の弁で「安倍政権のおごり」に言及する状況となっています。まさに選挙は、民意の強烈な一撃。安倍政権には真摯に国民の声に耳を傾けて、おごらず、誠実な政権運営に努めてもらいたいのですが・・・
今日の日経新聞に、非常に気になる記事。
文科相が次官ら厳重注意 加計文書の管理「不適切」】(日経新聞、紙面では7/6朝刊に掲載)
「加計学園」の獣医学部新設計画を巡る問題に関して、松野文部科学大臣が文科省幹部を「厳重注意」したとの記事です。
先ず、ここまでの経緯を少し振り返り。
安倍総理の腹心の友が理事長を務める加計学園に対し、(過去52年間新設が認められなかった)獣医学部新設を許すべく、官邸から文科省へ圧力がかかったのではないかとの疑惑が出来。その疑惑を裏付ける文書があるのではないかと野党が追及を続けていました。
当初「調査したが、そのような文書は確認できなかった」としていた松野文科大臣でしたが、文科省を退職した前事務次官が「文書はある」と記者会見したことで、疑惑を追及する声が更に高まりました。
そののち松野大臣が「再調査の結果、文書が出てきた」と発表し、前述の疑惑と共に、文書管理のずさんさ、具体的には「文書隠し」を批判する声も高まる事態に。
ここまでは、ざっとそんな流れだったのですが、7月4日、「文書の管理が不適切だったとして、松野博一文部科学相が戸谷一夫事務次官ら幹部3人を口頭で厳重注意した」そう。
文書を隠していた、もしくはずさんな管理をしていたということで注意されたのかな、と思いきや実はさにあらず。「行政文書ではない個人メモが本来保存すべきではない共有フォルダーに入っており、一部文書が外部に存在した」との理由らしい。
でも、これちょっと待ってほしい、この厳重注意こそ、まさに”黒いものを白”という「おごり」ではないか。
 
大事な前提ですが、「公文書」は政策決定の過程を検証するため等の目的で一定期間、大切に保管されるべきものであり、そこに何か不当、違法な行為があれば、その証拠としても活用されるべきものです。
そして、職務遂行のために作成され、役所の組織で共有されているものは、メモや電磁データなどその形態を問わず、それは公文書であり、国民から開示の請求があれば、ごく一部の例外を除き全て開示されなければなりません。
最初は「確認できない」と言っていた公文書が、批判の高まりの後から出てきた。これは「都合の悪い文書を隠した」と非難されても仕方のない行為でしょう。
そこから、この厳重注意。理由は「行政文書ではない個人メモが本来保存すべきではない共有フォルダーに入っていたから」って。
省内の共有ホルダーに保管されていたのだから、これは組織共有文書であり、公文書であるのは明らか。だから「文書隠し」の批判を受けた。すると、松野大臣は「私的なメモであったのに、組織共有するとは何事か。これは断じて公文書ではない」と言って職員を厳しく叱った。
こんなことが許されたら、公文書を隠そうが、廃棄しようが、やりたい放題。あとでバレても「あれは公文書ではないのに、公文書のように扱っていただけ」との理屈がまかり通ってしまいます。
こんなことが許されるわけがありません。

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