2016-01-15
常識を覆し、既得権益者の抵抗を抑え・・・。そんな昔に思いをはせながら
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
世田谷の歴史薫るお祭り、ボロ市。
普段は決して人通りの多い街ではない世田谷一丁目、通称「ボロ市通り」周辺が大変な賑わいになります。
世田谷区のサイトによると、露店の数は700店以上。
1日に約20万人もの人出だそうです。
開催は1月15日〜16日、12月15日〜16日の年2回、2日間ずつ。
街のシンボル「代官屋敷」を中心に盛り上がります。
**明日も開催していますので、皆様是非、足をお運び下さい!**
ボロ市は、天正6年(1578)に開かれた楽市に起源を持つと言われます。
日本の近世以前(安土・桃山時代以前)は、独占販売権などの特権を持つ一部の”既得権益集団”が自由な商売を妨げていた時代。
当時の基幹産業において事業者の新規参入は大変困難な時代でした。
例えば、油は人々に生活に無くてはならないものですが、製造・販売は一部の人達が独占。
仮に、それ以外の人が「もっとこうすれば良い油がとれるのではないか」と発明したとしても、製造も販売も一切許されなかったんです。
自由な市場が存在しなかった。
その常識を覆し、自由な市場取引で、経済を活性化させようとしたのが、次の時代の権力者達。
いわゆる戦国大名達がその役目を果たしました。
自由な取引は経済を活性化させる。
今では当たり前ですが、その当時は斬新な発想であり、既得権者の抵抗を抑えるのも大変だったでしょうね。
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写真は世田谷区役所最寄り駅、世田谷線の「世田谷駅」の前。
いつもは静かな駅前ですが、今日はいつもの何百倍(?)も人が歩いています。。。。
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