近所の災害対策用の井戸。どこにあるか知っている方、どれくらいいらっしゃるでしょうか
よく知られている話だと思いますが、人間にとって食べ物と水、どちらが欠かせないかと言えば間違いなく水です。
一般的に、人は水が摂取できない場合は3日間で死ぬ、水があっても食べ物が無ければ数週間で死ぬと言われています。
例えば大規模災害時。
水さえあれば3日間程度は生き延びられる可能性が高いということですし、3日間の間に助けが来て救われる可能性は高いと考えていいでしょう。
事程左様に水は大切ということ。
災害に備えた備蓄用として、普段から飲料水を準備しておきましょう。
1人1日に3リットル、家族が3日間生活できる分を準備しておくのが目安です。
それはさておき、世田谷区には災害対策用の井戸があるのをご存知でしょうか。
世田谷区では災害時の生活用水(※)の確保のため、区民が所有している井戸を震災対策用井戸として指定しています。
平成22年4月1日現在で、区内に1,504箇所。
震災対策用井戸の指定を受けるためには、「震災時井戸水提供の家」の看板を門・扉・塀など近隣から見える場所へ表示することや、災害時に付近の住民に井戸水を提供する事が義務づけられます。
一方で、ポンプ設置や修理に要した費用についてはその経費の1/2までで、5万円を上限として区から補助金が交付されるとともに、2年に一回の水質検査も区が行ないます。
災害時に活用しない手はありません。
しかし、これら災害対策用の井戸、どこにあるか知っている区民の方、どれくらいいらっしゃるでしょうか。
(災害対策用井戸に対する問い合わせは下記までお願いします)
設置場所や活用方法の周知については、甚だ不十分で改善の余地がある施策です。
桃野よしふみ、課題として早急に取り組みます。
※生活用水
飲用以外の目的として洗濯やお風呂等に活用できる水。
飲用に適しているかどうかの検査はしていません。
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