2013-08-29
これでいいのか世田谷区、第2弾
2009年のオリジナル版に続く”第2弾”ということなので、人気の書籍なのかも。
「これでいいのか世田谷区」
副題として表紙に大きく「世田谷区民のこずるい生き方」と書いてあります。
表紙を見ると立腹する方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでみるとコレなかなか面白いです。
世田谷区=○○。
皆さんは、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。
でも、このイメージって意外とマチマチのような気もします。
世田谷といっても広いし。
下北沢、三軒茶屋、二子玉川。
成城、瀬田、奥沢。
喜多見、宇奈根、鎌田。
(単なる例示ですし順不同です。念のため)
世田谷にあって世田谷らしい街ってどこだろう。
いくつか地名を挙げてみても、その雰囲気は全然違います。
そんな世田谷区内を取材し、その歴史的な成り立ちや今の街の雰囲気、住んでいる人々の気質などを描き出しているのが本書です。
おもしろおかしく、毒舌も交えての中身ですが「なるほどねー」と思わず感心する記述も多数。
私は時にうなずきながら、時に吹き出しながら読み進みました。
・トマトが1個数千円?世田谷のアーバン農業ってなんなのよ!
・偽セレブを徹底排除この「成城憲章が目に入らぬか!!」
・学区廃止の反動か公立学校に男子校、女子校が自然発生中!!
・ボロアパートに高級外車 松原に見る区内格差とは!?
・プチセレブが増殖中 ニコタマが庶民派へ変貌中!?
などなど
他にも再開発、待機児童、道路整備などの区政課題なども柔らかく紹介してあります。
世田谷区にお住まいの方、またこれから住もうとされている方、住みたいなと思っている方にはお薦めの一冊です。

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