世田谷区長自らのコロナ対策を自画自賛。二十歳の皆様を前に事実と異なることを言ってはいけません。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
先日、世田谷区の「二十歳のつどい」についてブログにアップしました。
こちら↓
上記ブログでは、桃野から二十歳の皆様へのメッセージなど含めて簡潔にまとめたつもりではありますが、当然ながら式典の雰囲気、内容は、私のブログなんぞでは伝わりづらいですよね。
「どんな式典だったか見てみたい」という方は是非、以下動画でご覧ください。実行委員会による配信映像です。
19分5秒まで早送りすると区長の挨拶が始まります。
こうした式典のスピーチで自分がアレをやった、コレをやったと政治的アピールにその大半を費やすのもどうかと思いましたが、内容についても桃野は首を傾げることしきりでした。
例えばコロナ対策。自分のコロナ対策を自画自賛し、さも自身がコロナを抑え込んだヒーローたるかのような話の内容でしたが、そんなことは全くありません。
以下、既に桃野は議会でも取り上げた内容ですが、世田谷区長が「世田谷モデル」などと言って喧伝していた”独特の”コロナ対策を、医療の専門家の多くは全く評価していません。日本公衆衛生協会がまとめた「新型コロナウイルス感染症対応記録」でも明確に否定されています。
「新型コロナウイルス感染症対応記録」より、以下抜粋です。
国内における大規模PCR検査事業の失敗
国内の大規模調査は、世田谷モデルのキャッチフレーズ「誰でも、いつでも、何度でも」が示す 通り、事前確率を上げる手続きなしでPCR検査を行うことである。これは前記分科会の意図に沿わない事業であったが、メディアでは好意的に報道された。しかし、当初対象とされた90万区民は、 介護施設職員ら約2万3,000人に大幅に縮小され、しかも、陽性と判明したのはわずか25人であっ た。これは、事前の計算から十分に予測できたことであり、予算が4億円超と聞けば、区長の事後 のコメント「施設関係者の感染を減らし、医療の逼迫を抑える効果はあった」を肯定的に受け取 るのは不可能だ。愛知県、広島県などの大規模検査事業も、世田谷モデルと同じ道筋をたどった。
これが公衆衛生の専門家から見た客観的な評価です。
おそらくこれまでの経緯をあまり知らないであろう二十歳の皆様を前に、事実と異なることを言ってはいけません。
以下、関連ブログです。
保坂区長のコロナ対策「世田谷モデル」は日本公衆衛生協会がまとめた「新型コロナウイルス感染症対応記録」で明確に否定されています。
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