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2024-11-18

兵庫県知事選挙。「実はこういうことだったらしい」をSNS情報から判断する有権者が多かったのでは。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

昨日(11/17)投開票が行われた兵庫県知事選挙。

パワハラ疑惑などを指摘する内部告発への対応を巡り、県議会で斎藤元彦知事への不信任案が可決されて知事が失職。出直し選挙になっていました。

結果は斎藤元彦氏の再選。得票数は111万票余り、得票率は約45%でした。

選挙スタート時は、これまでの「斎藤県政の実績」と、様々な疑惑から「知事として資質・人柄」を秤にかけての評価が争点になると思っていましたが、いざ蓋を開けてみると「斎藤氏にかけられていた嫌疑は濡れ衣、告発をした方に大きな問題があった」との見方が大きく広がりました。

自分自身の当選を目指さず”斎藤氏を応援する”目的で立候補すると明言されていた立候補者もいましたね。

結果、当初争点と思われていた「知事としての資質・人柄」は、投票先を選ぶ要素にならないと考えた有権者も多かったように思います。

ちなみに、桃野はある兵庫県民(今回斎藤氏に投票されたようです)の声を聞く機会がありましたが、曰く「多少、職員に厳しい物言いはしていたのかもしれないが、仕事上のことならそれも仕方がない。それよりも兵庫県が斎藤県政でよくなった実感がある」とのことでした。

ちなみに桃野の考えを述べておくと。

東京都民たる私にとって斎藤県政の実績は正直よくわかりません。ただ今回の告発文書には、斎藤知事自身の非を指摘する内容があったのだから、それについては「これは公益通報に当たらない、文書作成者を突き止めて処分する」と考えるのは不適切。権力は抑制的に扱わなければいけないと肝に銘じるべき組織トップ、政治リーダーとして間違った対応だったと考えています。こういう人に強い権力行使の権限を与えるのはとても怖いというのが正直なところです。

そして今回の選挙で桃野が印象に残ったことの一つは、有権者への情報発信について。

今回の選挙で争点となると思われた「パワハラ等の疑惑」について、それらがあったのかなかったのか「こういうこととだったらしい」を判断するための情報を有権者は求めていたと思います。

ところが新聞やテレビ等の大手メディアは選挙期間中、候補者に対する論評を「中立性」を意識して避けることが一般的。結果、「こういうことだったらしい」を判断するための情報を求める有権者はSNS等、ネット上の情報を参考にして投票行動を決めたのではないでしょうか。

正しい情報を知り投票の参考にしたいと考える有権者に働きかけるには、益々SNS等、インターネットでの発信が重要になってくると痛感する選挙でした。

以下、今朝収録した動画(2分弱)です。ご覧ください。

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