放射線量の測定。世田谷区以外の場合
今日は暑い一日でした。
夏がすぐそこまでやってきているようです。
これからの季節、放射性物質の問題は、「プール」や「海水浴」への不安となって表れます。
私も、区民の方から多くの要望、意見、メールでのメッセージ等を頂いています。
福島第一原発の事故を受け、福島県では屋外プールでの水泳授業の中止が相次ぐ中、文部科学省は屋外プールの利用について基準を示す方針を固めました。
私は、基準作りについては、幅広く意見の異なる専門家の意見を集約し、「最も厳しい基準」が用いられるべきだと考えます。
そうでなければ、原発問題に関して、国民の信頼を取り戻すことはできません。
さて世田谷区の話。
世田谷区では、5月30日の特別委員会にて、「独自に放射線量の測定を行う」旨を発表しております。翌31日の東京新聞には、世田谷区が測定実施へ、足立区は既に計測を始めている、板橋区は計測の方針を示している、との記事が掲載されました。
それから一週間、残念ながら、まだ計測はスタートしておりません。
以下に他区の動きをご紹介いたします。
・6月2日、日経新聞より
葛飾区が2日から、金町公園など7日所で測定をはじめる。
毎週月曜日と木曜日に地上1m地点で30秒ごとに5回計測し平均値を算出。
・6月3日東京新聞より
港区は9日から土壌、大気、ため水で放射線量測定を実施。小中学校14か所で検体摂取。
江東区は区内を5つのブロックに分けて今月中にも実施。
練馬区は区内全域を12区分にし、それぞれの地域で大気、水中を測定。
足立区は1日から区内の測定地点を1から5に拡大。
板橋区は今月中旬に開始する方針。
・6月5日朝日新聞より
台東区は6日から16か所で随時測定を開始。大気中の放射線量を区内3か所で測定。
区立小中学校や幼稚園、保育園のプールや砂場計10か所で測定。
この手の問題はスピーディーに区民の要望に応えなければなりません。
私もこれまで同様、あらゆる機会でスピーディーな対応を要望していまいります。
世田谷区のホームページから「区長へのメール」を送ることができるのをご存知でしょうか。
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00006169.html
送ったメールには、7日以内に電話や手紙で返事をもらえることになっています。
6月6日の保坂区長のツイッターによると、「区長へのメール」の約半数が放射能測定についてとのこと。多くの区民が区長に直訴を行っているようです。
この問題への区民の関心の高さはいうまでもありません。
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