世田谷区内で放射線量を測定
放射線に対する不安については、日々、区民の皆様からご意見、要望を頂いています。
世田谷区では区内の放射線量を測定することについて発表済ですが、いまだ実施には至っておりません。
世田谷区のホームページから送信できる「区長へのメール」にても、約半数が放射能に関する内容だと、先日、保坂区長がツイッターでつぶやいていました。
本日、私は、みんなの党衆議院第5区支部長の三谷英弘さんとともに、世田谷区内の各地で放射線量を測定しておりました。
使用したのは中国製のJB4020型。いわゆるガイガーカウンターと呼ばれるものです。
ガイガーカウンターは、備え付け型の「モニタリングポスト」や携帯型の中ではやや大きい「サーベイメータ」に比べると精度は劣ります。簡易計測用と言えるかもしれません。
価格は50,000円程度が現在の相場のようです。
本日の天気は、午前中小雨、午後から曇り、その後晴れ、風は静穏といった天気。
朝の7:30ごろから、玉川、宇奈根、鎌田、喜多見、成城、世田谷、三軒茶屋、池尻、南烏山、粕谷、赤堤、松原、等々力、尾山台、玉川田園調布と世田谷区内を巡っておりました。
各地で駅や公園を中心に測定地点を設定。
一つの地点で5回測定し、その平均値を計算しました。
単位はμSv/h(マイクロシーベルト毎時)です。
鎌田南公園・中央部 0.12、0.08、0.14、0.08、0.05、平均0.094
鎌田南公園・砂場地表付近 0.07、0.10、0.08、0.16、0.16、平均0.114
鎌田南公園・茂み部分 0.14、0.12、0.16、0.16、0.08、平均0.132
多摩川河川敷(宇奈根公園付近)0.08、0.08、0.12、0.16、0.16、平均0.120
二子玉川駅前 0.08、0.10、0.14、0.08、0.10、平均0.100
喜多見ふれあい広場・砂場地表付近 0.10、0.05、0.08、0.12、0.07、平均0.084
喜多見ふれあい広場・滑り台付近 0.05、0.19、0.14、0.10、0.14、平均0.124
喜多見ふれあい広場・茂み部分 0.07、0.07、0.16、0.07、0.10、平均0.094
成城学園前駅北口 0.12、0.05、0.16、0.08、0.14、平均0.110
世田谷区役所第二庁舎1階 0.16、0.08、0.23、0.12、0.07、平均0.132
世田谷区役所第一庁舎入口付近 0.12、0.08、0.08、0.10、0.21、平均0.118
三軒茶屋駅前付近(世田谷通り沿い)0.16、0.10、0.16、0.16、0.12、平均0.140
世田谷公園・中央部 0.16、0.16、0.07、0.14、0.14、平均0.134
世田谷公園・プレーパーク付近 0.16、0.14、0.05、0.10、0.16、平均0.122
世田谷公園・茂み部分 0.16、0.08、0.16、0.12、0.07、平均0.118
千歳烏山駅北口 0.05、0.19、0.08、0.16、0.16、平均0.128
烏山区民センター付近 0.08、0.10、0.05、0.05、0.14、平均0.084
芦花公園・芝生地表付近 0.08、0.05、0.08、0.05、0.16、平均0.084
芦花公園・ドッグラン付近 0.12、0.05、0.10、0.12、0.10、平均 0.098
芦花公園・茂み部分 0.17、0.14、0.16、0.14、0.12、平均0.146
赤堤4丁目 0.10、0.14、0.16、0.07、0.14、平均0.122
下高井戸駅西口 0.08、0.14、0.05、0.16、0.08、平均0.102
等々力駅北側出口 0.10、0.12、0.08、0.16、0.08、平均0.108
等々力渓谷・側道部分 0.10、0.14、0.19、0.05、0.07、平均 0.110
等々力渓谷・茂み部分 0.14、0.05、0.05、0.14、0.12、平均 0.100
玉川浄水場付近 0.17、0.16、0.07、0.08、0.16、平均 0.128
平均値をグラフにしました。
0.11μSV/hが、約、1ミリ・シーベルト/年になります。
文部科学省は、20ミリ・シーベルト/年を、校庭の使用の制限基準として示していますが、この基準値には非難の声も多く、のちに、児童・生徒の学校での被ばく量に対して、年間1ミリ・シーベルトを目指す方針を打ち出しています。
本日時点では危険な数値は測定されませんでした。
しかしながら、当面定期的な測定と、区民への情報公開が必要だと思われます。
世田谷区には、測定、測定値の分析について迅速な行動を要望します。
コメント10件
たまたま、ネットを見ていたらこちらのHPにきました。
小学生の子供が2人います。
来週からプールがはじまるにあたって、今日学校の校長先生のところへお話を伺いに行きました。
世田谷区から連絡がきていて、東京都の空気中の放射線濃度は基準値で安全なので雨が降って空気中の塵がプールに入っても安全なだと言われた。それにプールの水は循環しているのでまったくのたまり水ではないのでと言われてしまい。
むしろ子供の不安をあおるからと言われました。
でも、こちらの測定結果をみると決して低い値ではないですよね。
なんとか、全学校のプールの水を検査お願いします。いまや、学校のプールごとき入らなくてもいいかとまで考えています。
まだ空気中の放射能が高い、今年入らなくてもいいんじゃないかと、室内ならまだ安心なのですが。
学校に言ってもモンスターペアレント扱いされそうで、これ以上言えません。
どうか、よろしくお願いします。
はじめまして。区内の測定、データ公表をありがとうございます。
制度が劣るとはいえ、東京都発表の測定結果より数値が高かったこと確認できました。
次回のご予定がおありでしたら、ぜひ砧公園も測定スポットに入れてください。
春・秋には区内の幼稚園、小学校からたくさんの子どもたちが遠足に行き、芝生の上を転がり遊びます。また、季節を問わず 少年サッカー場や野球場で泥だらけになりながら練習する子どもたちの姿を見ます。
どうぞよろしくお願い致します。
世田谷をあちこち・・・ご苦労様でした、感謝です。行政は3か月たってもやらないことを、桃野議員自らの足で一日でやってくださる、この違いはなんでしょうか?
一点だけ。
年間20mSvという基準は平成23年4月19日、国が福島県内の学校のみに出した暫定基準値であって、福島県以外の都道府県に対しては現行も「放射性同位元素等による放射性障害の防止に関する法律施行規則」において、文部科学大臣により年間線量限度を1mSvと定められています。
つまり、世田谷区は法律で定められている年間1mSv(0.11μSv/h *自然被曝を含めると0.16μSv/h)を超える場所については土壌調査でさらなある検査をし放射性物質の核種とその濃度を公開すること、給食等についても、内部被曝ゼロを目指して緊急に対策を講じる必要があります。
最近、法律が勝手に変更・解釈されています。市民としては非常に困っております。桃野様はお間違えの無き用、どうぞよろしくお願いいたします。
先ほどの瀬田ですが、有志で、内部被ばくゼロをめざす給食の安全性の確保等を要望書にし、区長様宛に提出する予定です。どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
早速の調査 ありがとうございます!
ガイガーカウンターは精度の高いシンチレーション検知器と違って、β線もγ線として感知しますから、高めに数値が出るとはいえ、まだまだ子供にとっては、完全に安心できる数値ではないと思います。通常の生活をおくれる大人なら問題はないでしょうが。
今日も、保育園や小学校のそばを通りますと、幼児や子供達が、砂場でまっくろになって遊んでいたり、砂を巻き上げて土煙の中を走っていたりしました。このような場合、線量よりもむしろ土中の放射性物質の量が問題になると思います。(専門家は、幼児が砂を口に含んだりすることも想定して安全と言っているのでしょうか?)
一刻も早い土壌調査をお願いいたします。
詳細なデータ、現場がどのような対策をとっているのか、具体的なものが見えてきませんと、「安全です」と頭ごなしに言われても、到底納得はいきません。
上記のことはすでに重々ご承知のことと思いますが、保護者としては、不安で仕様が無い毎日です。期待していますので、どうぞお身体に気をつけて頑張ってください!
早速の調査 ありがとうございます。
喜多見ふれあい広場の数値がでていたので少し安心して行けるようになりました。
さらに、校庭での地上と地上1mの測定もできないでしょうか?
世田谷区の区立小学校1年生と保育園児の母です。
世田谷区には、いつ納品されるとも分からない測定器を待つのではなく、多少精度の落ちるものでも、すぐ入手できるガイガーカウンターで、公園や校庭、園庭の測定を至急はじめていただきたい!
そして給食の食材の産地公表、横浜市が今日から始めたように、給食食材の放射線量測定を実施してほしい!という要望を出しています。
学校は、校長先生と直接話し合いをもった結果、学校独自で測定する、という方向性に動きつつあります。
一刻も早い区の対応が求められています。
なんとしても区民の声を届けてください。
福島原発から百二十キロ圏のセシウム汚染マップが公開されました。
米エネルギー省と文部科学省の共同調査で、セシウムの汚染マップが文部科学省から昨日公開されました。
現在の福島市内の60万ベクレルは、チェルノブイリの強制移住地域と同じ汚染レベルに福島市の子供が生活していると思うと本当に悲惨な状況です。
今回大気に出た放射性物質は、セシウム134(半減期2年)とセシウム137(半減期30年)なので、はやく世田谷区のセシウム汚染濃度を測定してください。これがでないと本当に安心できません。
今日の東京新聞記事
http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/nucerror/list/CK2011061702100009.html
東洋経済記事
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/3fe59bffc5df6f8e9e3ccf763d0d23de/
文部科学省の公開ページ
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1305818.htm
世田谷区に住む中学生と小学生の母です。
調査ありがとうございました。
先日、区長宛に給食の事についてメッセージさせていただきました。
その返事を、学校健康推進課長様と学校給食係の方からいただきました。
「出荷制限のかかっているお茶は別として、茨城・千葉・栃木産のものは問題ないものと判断しております。」とのお返事でした。
俗に言われる基準の世界的数値から見ての甘さ、その検査方法のずさんさは少しでも放射能について学んだ人にとっては話しにならない状況であるのはすぐにわかることです。
内部被爆をなんと甘く考えているのでしょう?
健康推進とは何ぞや?
メニューの材料は絶対に全部揃えなくてもすむはずです。
都の基準に足並み揃えるのは必要なことでしょうか?
是非、世田谷独自の基準でこの危機的状況をのり超えていただきたいと
切に願うばかりです。
辛口なことばかり書き込んですみません。
ありがとうございます!
小さな子供を公園に連れて行くのをためらっていましたが、目安になります。
こちらのデータは地表どのくらいの高さで測定されているのでしょうか?
子供たちが一番遊ぶ時間の多い、園庭・校庭での測定が一日も早く実現することを願っております。